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3月14日、函館駅に到着後、真っ先に向かったのが新函館北斗駅となる渡島大野駅だった。この渡島大野駅は、函館本線で函館駅から18km離れた場所にある。

白鳥93号の函館到着後、約20分待ちで渡島大野に向かう列車がある。その列車で渡島大野へ行けば、1時間弱の見学時間があり、函館に戻ってくることもできる。一番効率のいいからだ。

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函館駅からは渡島大野駅までは約25分かかる。しかしこの渡島大野駅で、乗車をしていた客の半分近くが降りた。やはり皆考えることは同じなのか・・・渡島大野駅(新函館北斗駅)の見学をしたいのか・・・

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これが新函館北斗駅の駅舎の外見だ。外から見るとYの字型の3本が気になってしまう。今のこの駅の周辺はレンタカー屋が開業準備待ちをしている。駅前には多くのレンタカー屋が構える展開になりそうだ。

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これが新函館北斗駅の全景だ。向こうに見えるのが亀田半島の山、左側が函館本線の在来線、右の建物が新幹線の駅舎だ。豪雪地帯なので当然ながら屋根が囲われている。

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これが新幹線の改札口だ。JR北海道の新幹線の案内のデザインは初めて見る。東日本の駅とはまた違った雰囲気だ。

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これが新函館北斗駅の巨大なエスカレーターだ。この駅は、改札口が2階にあり、新幹線と在来線ホームが1階にあるという新幹線駅ではあまり見られない構造だ。(似たような構造は北陸新幹線佐久平駅くらいか)駅の内部は函館郊外の観光地のポプラ並木とトラピスト修道院をイメージをしている。レンガはそのトラピスト修道院をイメージをしているそうだ。

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駅からは函館山を望むこともできる。やはり函館山を見てこそ函館という場所だ。実はこの日は夜に夜景見物も計画をしている。

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Y字の支柱の正体は、前述のトラピスト修道院のポプラ並木をイメージをしているそうだ。駅を訪れた時から函館の名所が見られるようだ。
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駅名標は「渡島大野駅」「新函館北斗駅」の両方が併記されているものがある。しかし函館北とか北函館、新函館とかわかりやすくて単純な駅名にできなかったのか・・・これについては北斗市の横槍があったと聞くが、駅名をこんなふうにすると言いにくい以外何ものでもない。ちなみに私が希望をしていたのは「函館北」(函館の北に位置をすることと北斗市への配慮)だった。北陸新幹線もそうだけど、最近の新幹線の駅名は自治体がいろいろうるさいこともあり、単純な駅名が少ないような気がする。新幹線の駅はわかりやすくするのが一番いいと思うのに・・・(北陸新幹線の黒部宇奈月温泉や上越妙高などにも同様の傾向がある)

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さて、渡島大野駅にははこだてライナーに使われる733系の試運転を見ることができた。実はこの車両を今回は撮影をしたいと思ったので来てくれてよかった。このはこだてライナーは新函館北斗駅と函館駅を結ぶ快速列車だ。この区間を約15分で結ぶ。これは切片式のはこだてライナー専用のホームから出る。

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これが前面のはこだてライナーのヘッドマークだ。函館山とロープウェイと五稜郭が書かれている。新幹線に接続をしてこの列車が函館を結ぶのだ。座席はロングシートだ。短時間だし、順当だろう。

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この駅は、新幹線と在来線が同じ面でホーム接続をし、改札を超えなければいけないのは言うまでもないが、階段などを越えることなく乗り換えができる。その点では他の駅にはない利便性が期待されそう。

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渡島大野駅を通過をする特急北斗のキハ183系。新函館北斗駅になれば、当然特急の停車駅になる。この特急北斗に乗れば、函館から大沼公園やいかめしの森、東京理科大学の校舎のある長万部、先日結婚をしたモーニング娘の某OGのふるさとの室蘭、そして札幌へと抜けることができる。果たして特急北斗の利用者は増えるのか。東京理科大の学生たちには是非、北海道新幹線に乗って欲しいなと感じることもある。長万部であれば、函館空港にも新千歳空港にも離れているから・・・ちなみに東京理科大学の長万部校舎の学生は1年次だけで、2年次は葛飾区の金町の校舎に移動をする。

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本来ならば、ノースレインボーエクスプレスなど北海道のキハ183系の3つのリゾート列車を週末には特急北斗で走らせ、魅力的な北海道のリゾート列車を新幹線客にアピールをしたらどうかと思うが、キハ183系なのでいろいろ心配な点もある。

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現在の渡島大野駅の停車本数は1日10本強だ。それから一気に新幹線接続駅としてはこだてライナーが走り、さらに特急北斗も全て止まる。駅前のターミナルには札幌行きの夜行バスなども停車をし、急行はまなすなきあとの函館〜札幌間の輸送を担うことになりそうだ。
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新函館北斗駅に貼ってあった「場所取り禁止」の紙だ。おそらくであるが、新幹線待ちをするために25日の晩に多くの人達が駆けつけるからではないかと思われる。もうすでに函館の街は新幹線歓迎ムードだ。

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かつて松井玲奈さんがNHKのJAPAN Railway Journalという番組で新函館北斗駅を訪問をしたので、そこで前知識だけはあった。そういえば松井玲奈さんはSKE48時代にもキスだって左利きという曲のPVの撮影で、函館を訪れている。 (こちらについてのコメントはご遠慮下さい)

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渡島大野(新函館北斗)駅から函館へともどる。新函館北斗駅のすぐ南には新幹線の車庫ができる。豪雪地帯にあるので、屋根が覆われている。H5系新幹線を見ることはできなかったが、ここが新幹線の車両基地になるのだろう。

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いよいよ開業まで秒読みになった北海道新幹線。ついに北海道までやってきた新幹線。確かに否定的な声などもそこそこ有り、夜行列車に対する惜しみの声もあるが、私は北海道新幹線については歓迎したい点もある。理由は、飛行機に頼ることなく北海道に行きやすくなるからだ。先日の全日空のシステムトラブルで大きな影響を与えたこともあった。それだけでなく、新千歳空港が北海道の主幹空港にも関わらず雪に少し弱いことなどもある。あとは時期によれば激しい混雑をしていた特急白鳥の混雑緩和などもある。青函トンネルを越えていくワクワク感と、函館山や津軽海峡を眺める風景は新幹線でも残るのか?それさえあれば北海道への鉄道への情緒は残ると思う。

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そして函館駅へ着く。新函館北斗駅から函館駅までは15分くらいかかるが、新幹線を降りてからも函館へ行くには、「とまどい」もあるかもしれない。「とまどい」はGLAYの1曲であるが、函館まで新幹線ができるのは嬉しいかもしれないが、場所が函館の市街地と函館の観光名所の大沼公園の間にあり、街中ではない。しかしこの位置が、函館の観光拠点になれそうな気もしてならない。2014年に廃止になった江差線の沿線の江差にも車やバスで行ける。函館と大沼公園・江差の中間点などの拠点として広く扱われれば幸いかなと思う。

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函館駅に到着をする。駅前の棒二森屋というデパートに向かう。ここで函館名物のハセガワストアの焼き鳥弁当を購入をする。ここの焼き鳥弁当は豚肉を使った焼き鳥だ。これは函館に欠かせない味だからだ。そしてその焼き鳥弁当を購入をし、再び撮影の旅に出る。次は津軽海峡線(江差線)で再度特急白鳥を追いかける旅になるが、この撮影でとんでもないレアなことが起きてしまったのだ・・・