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昨年11月30日に鳴り物入りでデビューを果たしたものの、重大な初期故障が発生をして、3ヶ月間の運用休止に追い込まれ、3月上旬に運転を再開をした山手線のE235系車両。5月21日についに乗車をしたのでその報告をしたい。

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その日は、日暮里と上野でEast-i→東京でドクターイエローと撮影をしている時だった。(詳しくはこちらへ)そしてEast-iを待っている時に日暮里駅で、E235系が山手線の外回りで来た。その時間と山手線の一周の所要時間を1時間1分から2分を推計して、いつごろ、E235系がやってくるか推測をした。

そして向かったのは品川駅だった。東京駅から東海道線で品川駅まで行き、有楽町付近でE235系を抜かした。品川駅から乗ろうということを決めたからだ。

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品川駅から待ってましたとばかりE235系に乗車をする。乗るのは渋谷・新宿方面で一番後ろの11号車だ。E235系は例のデビュー前日に横須賀線の新川崎駅付近で走行の写真を撮影をした(詳しくはこちらへ)ので、約半年ぶりにお目にかかることになった。

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品川駅からの山手線は、これまでのガラガラから一転して、一気に満員になった。品川駅は京急線からの乗り換え客などで、スーツケースやお土産を持った人がいる。土曜日の夜であったが平日の同じ時間帯と同じくらいの乗車率だ。この車両のつり革は、緑色だ。五反田駅では東急池上線の乗り換え客で若干空いたが、まだまだ混んでいる。

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混雑をしているから車内を撮影をするわけにはいかず、LCDモニターだけを撮影をしていた。これは渋谷駅の停車中のものだ。渋谷駅を出ても相変わらずの混み方だ。新宿までは最低でも我慢するしかない。LCDモニターには、時刻の表示、ホームについての案内、乗り換え案内なども出されている。

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これが路線図の表示だ。日本語と英語の2つの表示がされる。こちらでは所要時間などが表示される。

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こちらは近くの駅の案内表示だ。下から上に行くような形で、斜めになっていて表示がかっこいい。このE235系は、モニターは2面あり、左は広告、右が案内表示だ。渋谷駅出発後と新宿駅到着時を出した。山手線の混雑は相変わらずだ。特に渋谷〜新宿〜池袋は副都心線が開通をしても相変わらずの混みようだ。そのためになかなか別の車両に移れない。11号車には車いすスペースがある。この山手線のE235系はすべての車両にフリースペースとして、車いすスペースがある。これは千代田線の16000系の17番編成以降の車両とも同じだ。

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池袋を過ぎ、やっと混雑が落ち着いたので別の車両に移動をする。移ったのは9号車だ。この車両、貫通扉の部分にもLCDモニターがある。それも広告スペースだ。今回は、日本IBMの一社広告で、この広告しか流れない。本来であれば、中づりをなくして、LCDだけにするという計画であった。しかしこれはやりすぎなのではないかと私は思う。車内の化粧板の色は、千代田線に乗り入れる小田急4000系と同じくピンクだ。

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そして田端駅に着く。この駅では運転間隔の調整で、2分近く停車をしたので外に出て、側面のLED表示を撮影をした。山手線 上野・東京方面と、次の駅の表示が2段式で出ているが、次の駅の表示は緑色の線の上に表示されている。これもなんだかかっこいい。

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そしてやっとのことで座ることができた。座れるまでが長かった。座席としてはE233系などと感覚がほとんど同じだ。座席のモケットの色は上が緑色で、下が茶色だった。そして網棚の紙の広告はなくなり、3面のLCDモニターがあった。これもIBMの広告だった。

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そしてやっと空席が多くなり、一息をつく。この日は山手線一周はせずに、上野駅で降りる。上野駅ではLEDの表示が、花しょうぶなどを咲かせているように見える。この工夫は面白い。

品川から新宿・池袋経由で上野まで乗ったこの乗車。初期故障はあったものの、これからも活躍をしてほしいと思った一方で、まだまだ改善の余地があるかもしれないと思った。室内の色はピンクなのは何かミスマッチがあるような気がする。つり革の色の緑色にマッチをさせたような色にしてもいいかもしれない。LCDモニターの数と中づり広告はどうなるのだろうか。それも気になる。E235系は果たして今後も製造されるのか。その際は数々の改良をして導入をしてもいいかもしれないと正直に思った。