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ここでは、過去に出せなかった記事をお蔵出しという形で書いていきたい。今回、お蔵出しをしていく記事は鳥取県についての記事だ。

私は年明けの1月に特別なトワイライトエクスプレスの撮影で、岡山方面へ行った。その際に、岡山から米子まで伯備線で抜けていった。その後で、米子から鳥取方面へと抜けていった。実は、鳥取についての記事を取り上げていなかった。その記事を5ヶ月遅れであるが取り上げていきたい。

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記事では、米子駅などでの紹介をした。しかしそこで記事は止まっていた。ここでは米子駅から向かった鳥取周辺についてを取り上げていきたい。最後に更新をしたのが2月1日分なので、4か月ぶりとなる。(詳しくはこちらの記事へ)

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米子から鳥取へは山陰本線の快速とっとりライナーに乗車をする。これに充当をされるのは、キハ126形だ。この車両は山陰本線の鳥取県内や島根県内の輸送力改善のために投入をされた車両だ。乗車をするのは初めてだ。

 
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鳥取県内には「浦安」という駅がある。これは東京ディズニーランドのある場所ではない。祖父の墓のある場所でもない。どういうわけか浦安なのだ。キハ126形は、ボックスシート車で、キハ40形などの系譜などを受け継いでいる車両だ。室内も明るくて非常に快適な車両だ。とっとりライナーは、特急まつかぜなどを補完をする快速列車だ。鳥取県内の主要都市の米子市と倉吉市、そして鳥取市をつないでいる。鳥取県の人口は57万人で、杉並区と大して変わらない。足立区や江戸川区よりも少ない。

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米子からは快速でも鳥取まで約1時間40分かかった。この区間の距離は約90kmだ。途中の運転停車などが非常に長かったからだ。鳥取駅はかなり昔に高架になっている。今回は鳥取砂丘へは行かずに、市内の温泉などにつかり、その後で市内を散策をすることにした。市内は自転車で回ることにした。

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鳥取駅には駅に近い場所に温泉がある。それも駅からも自転車でも歩いても行ける場所だ。昔行ったときは、日の丸温泉へ行ったので、その先にある元湯温泉へ行くことにした。ここも400円近くで温泉が楽しめる。

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よく言われていたことであるが、鳥取県はスターバックスコーヒーがなく、代わりにすなば珈琲がある」という逸話があるが、今回はそのスターバックスコーヒーとすなば珈琲を対比をさせて写真に撮った。スターバックスコーヒーは、駅の南口の幹線道路沿いにあり、歩いても10分から15分で着く。2015年になって完成をしたそうだ。そしてすなば珈琲は駅のすぐ近くにある。すなば珈琲、入りたかったが長時間待ちになりそうだったので、その日は入らなかった。

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鳥取市内には「新行徳」というバス停があった。浦安駅だけでなく、行徳もあるのだ。浦安と行徳は、ご存知の通り、東西線でも2駅で、隣町という感じだ。行徳は市川市であるが、実質は浦安に近い。どうして鳥取県に浦安と行徳があるのだろうか。

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鳥取市内をいろいろ回り、カニの花時計があったり、地名の発見をしたり、なかなか面白かった。鳥取もロードサイド化の街が進んでいるのは他の都市と同じで、大型店や商業の中心は郊外がメインだった。例えば、九州資本のコスモス薬局やジョイフルが市内にあったり、以前別の場所によってすっかり気に入ってしまった関西資本のハンバーグレストランのトマトアンドオニオンが市内にあったりもした。(トマトアンドオニオンは関東では、我孫子にある)自転車での散策は、自動車などとは違う発見もある。鳥取市内を流れる川は、千代川だ。

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鳥取からの帰りは、とりあえず智頭急行線で南下をすることにする。鳥取から東京への鉄道での最短ルートは、姫路までは特急スーパーはくとに乗り、姫路から新幹線だ。

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今回はあえて、特急スーパーはくとには乗らずに、岡山行きの特急スーパーいなばに乗り、上郡駅を目指すことにする。理由は、JR西日本のキハ187系にまだ乗車をしたことがなく、この車両自体がとてつもない性能を発揮をするという前評判を聞いていたからだ。

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スーパーいなばは、鳥取〜智頭間は因美線、智頭〜上郡間は智頭急行線を通り、上郡からは山陽本線を通り、岡山へと向かう。鳥取〜智頭〜上郡間は、特急スーパーはくととも同じだ。(スーパーはくとは、上郡からは山陽本線に入り、姫路・神戸・大阪方面へ向かう)

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鳥取駅を出る因美線のこのルートは、もはや鳥取への幹線だ。山陰本線よりもはるかに幹線だろう。郡家駅は、若桜鉄道への分岐駅だ。若桜鉄道といえば、最近SLのC12形の167号機の社会運転などを開始をしたことが話題になった。ここは一時期、SLをももいろ一色に塗って、南海や新京成も真っ青なことをしていた。この若桜鉄道、一度はSLの撮影などで訪れたいものだ。

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智頭駅からは智頭急行線に入る。この路線は、1994年開通の比較的新しい路線で、智頭駅と兵庫県西端の上郡駅を結ぶことで、特に大阪・神戸方面ならびに岡山方面から鳥取への大動脈になっている。とにかくトンネルが多く、高速で結ぶ。このキハ187系も前評判通りの高速を飛ばし力強い力走を見せている。ただし、このスーパーいなば専用の車両は500番台という特殊車両だ。大原駅に途中、止まる。こち亀の部長でも千葉県の駅でもない。この途中には宮本武蔵という駅もあるが、特急は通過をした。キハ187系もJR西日本らしい落ち着いた配色の室内で、良い車両だ。乗るには非常に快適だが、顔が貫通式の平面顔で、どちらかといえば地味な感じがする。

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そして上郡駅で降りる。ここから普通列車で姫路駅へと向かう。特急スーパーいなばは岡山を目指すので、ここで方向転換をする。その後、姫路駅で降り、姫路駅から新幹線で東京駅まで戻ることにした。

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姫路駅での写真を何枚かだす。山陽本線の神戸・大阪方面の大垣行きという列車は、3月25日をもって廃止になった。しかし、姫路から京都どころか滋賀県内を一気に抜けて、ほとんど名古屋圏の大垣までの列車があったとは・・・播但線では、姫路から寺前の間を中心に今でも103系がメインで走っている。この播但線沿線は、天空の城の竹田城などで有名な竹田駅もある。

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この記事は5ヶ月前に訪ねた記事で、記事も4ヶ月ぶりでタイムラグが若干あって申し訳なかった。これは夜の姫路城だ。鳥取から東京まで鉄道で行く場合、姫路駅での新幹線乗り換えが最短のルートであるが、東京との間では多くの利用者が飛行機での利用になってしまう。山陰方面はどうしても東京から鉄道では行きにくい。新幹線での姫路での乗り換えルートは、主に鳥取からは名古屋や静岡へ行く場合ではないかと思う。姫路からは新大阪まで700系のレールスター車両のE編成のこだまに乗り、新大阪からは700系ののぞみに乗った。