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6月4日の朝、上野駅では一つの列車の復活を成し遂げることになった。それは3月の北海道新幹線の開通で定期運行が廃止になった寝台特急カシオペアだ。

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カシオペアのE26系車両を使い、カシオペアクルーズという団体専用列車が、夏に月に1回運転をされる。ルートは上野を出て、高崎線や上越線・羽越本線などで群馬県や新潟県、山形県・秋田県などを北上をし、青森に向かい、青森からは青函トンネルを越えて、道南いさりび鉄道などを通り、函館に着き、北海道内を函館本線(渡島区間)や室蘭本線などを通り、札幌を目指す列車だ。帰りは札幌から青森を通り、青い森鉄道や東北本線を経由をし、上野に戻る。3泊4日で、34人の定員で、1人当たりの旅行代金が40万円から60万円というツアー列車だ。途中、新潟県村上市の瀬波温泉や函館、札幌(小樽)、宮城県松島などの観光もあるそうだ。(詳しくはこちらへ)

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上野駅の出発は7時50分ごろだ。13番線からの出発だ。表示はParty。団体になっているが、しばしばカシオペアクルーズという表示もされる。今のこの雰囲気はまさにPartyがはじまるよ?なのか

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7時10分過ぎに車両が入線をした。準備があるので早めに来ているのだろうか。牽引機はEF64形の1030号機とEF81形の95号機の重連だ。

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EF81形の95号機は、側面にEF81とでかでかと書かれているのが特徴だ。これはかつて存在をした客車のスーパーエクスプレスレインボー仕様の機関車であったことの名残だ。EF64形と連結をするのは、上越線の区間が特に群馬県内から新潟県の県境など急勾配が多く、それに対してEF81形ではパワー不足が懸念をされるので勾配に強いEF64形を先頭にして重連で走ったと推測される。新潟県の長岡駅からは青森駅まではEF81形のみで走ったそうだ。

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久しぶりに上野駅に姿を現したカシオペア。カシオペア時代の終点だった札幌という表示はなく、特急カシオペアと表示をしている。行き先は当時と同じであるが、函館や松島などを観光をしたりするのは当時とは違うようだ。

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3号車のダイニングカーの近くでカシオペアクルーズのクルーたちが立っている姿だ。彼女たちが全行程を付き添うのかな。列車の前でクルーの方が整列をしているというと、トワイライトエクスプレスでの大阪駅でのシーンが真っ先に連想をするが、この列車でも似たようなことをしているようだ。

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3号車のダイニングカーの付近では、ダイニング担当の方が運んでいる。なるほどこのような準備もあるのか。カシオペアクルーズでは、1日目は、ランチにはホテルメトロポリタン高崎のシェフ監修の群馬県にちなんだメニュー、ディナーでは主に通過をする山形県にちなんだ食の都庄内の親善大使の太田シェフの監修によるディナーが出される。もしかしたら、4日分の食材をここで積むのかな・・・ここで出される食事は普段では味わうものができない高級なものが出るのかもしれない。

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そして1号車のカシオペアスイートの前まで来た。ここはカシオペアの札幌までの運行時代同様に展望スイートだった。よくよく見ると、1号車の入り口には赤いカーペットが敷かれている。まさに豪華列車の旅を出迎えるような感じだ。このカシオペアスイートの価格は約60万円だ。さぞや倍率がとても高かったのではないかと思う。まさにスーパープラチナチケットだ。このカシオペアクルーズ自体が、倍率が非常に高かったのではないかと推測をする。今日はマスコミ関係者も上野駅にいた。

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正面から見たカシオペアだ。カシオペアは角度によっては、違ったように見えてしまうのが特徴かもしれない。このクルーズは高速で走る上越新幹線を横目に、新幹線ではトンネルで一気に通過をしてしまう谷川岳などの上越国境もゆったりと越える。また、真田丸でも出てくる群馬県の沼田市、新潟県の南魚沼市六日町なども新幹線では通らない場所を通り、新潟市内はNGT48の本拠地劇場にも近い新潟駅を通らず、秋葉区の新津を通り、新津からは新発田へと抜ける。その先は日本海の素晴らしい風景も見られる。そしてなんといっても、今は旅客では北海道新幹線のみとなった青函トンネルを新幹線以外の列車で越えるのだ。それ自体が超貴重な体験だ。風景などでも魅力の多い列車だ。

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夢のカシオペアクルーズ。出発まで上野駅にいることはなかったが、クルーや搬入作業などの準備、そして機関車なども含めて上野駅の出発前の様子を撮影をすることができた。初夏の美しい風景の走行シーンもよいが、このような夢の列車の準備なども撮影ができてよかった。朝早いためか、思ったほどの人はいなかった。

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カシオペアクルーズだけでない。カシオペア紀行という団体専用列車も6月11日から走るのだ。これは土曜日の夕方に上野を出て、翌日に札幌に着く団体専用列車で、帰りは日曜日の夕方に札幌を出て、月曜の朝に上野に着く列車だ。これは旧来のカシオペアと同じ列車であるが、びゅうトラベルサービスやJTBなどの旅行会社の商品として販売をされる。6月11日から毎週土曜日上野発、日曜日に札幌発であるが、カシオペアクルーズが走る日(7月2日・8月6日)は走らない。カシオペア紀行は2人利用の場合はカシオペアツインで約7万円、1人利用の場合は5万円追加で約12万円だ。これも高い倍率だったのかなと思うとともに撮影ができる機会があるならば撮影をしたいと思う。 機関車はこれまで通り、上野〜青森間ではEF510形牽引のことはなく、他の機関車が引っ張るそうだ。青森〜函館間の青函トンネルの区間ではEH800形、そして北海道内ではDF200形が牽引をしていた。これは紀行もそうかもしれない