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本日6月18日はAKB総選挙が新潟のハードオフエコスタジアムにて開催をされる。今回は、昨年までとは視点を変えて、AKB総選挙を新潟で開催をすることについていろいろまとめてみた。新潟といえば、今年1月に劇場がオープンをしたNGT48の本拠地だ。

昨年までは2年連続で、昨年にSKE48を卒業をした松井玲奈さんについての記事を取り上げていたが、松井玲奈さんがなき今、どのような記事にしようかと考えたら、今回の総選挙が開催をされる前に感じたことなどを中心に取り上げることにした。なお、4月27日に類似の記事を書いているが、こちらの記事と一部で重複をする部分があるが、その記事以降での動きをまとめてみることにした。

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今回のAKB総選挙のチケット販売が開催寸前まで行っていたり、最後の最後には新潟県民限定で当日券を出したり、発売面では苦戦をしている。過去にAKB総選挙であれば、チケットが早々と売り切れることもある超人気イベントだ。にもかかわらず今年に関してはこのような状況ではなくなっている。それについて考えられる原因を自らの独断で少し掘り下げてみることにした。

・ハードオフエコスタジアムの立地などについて
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今回行われる新潟のハードオフエコスタジアム(以下・ハードオフスタジアムと書いていく)は、新潟駅から約4km離れた近郊にある。ハードオフスタジアムでは、6月14日にプロ野球の横浜DeNAと日本ハムの試合が開催をされたが、野球開催は横浜DeNAを中心に年に1〜2回だけだ。(横浜DeNAベイスターズの表記は原則として、横浜DeNAとする)
地方都市で野球やサッカーなどを開催をする場合はスタジアムへのアクセスが悪いことが多い。例えば、広島などのように恒常的に野球などを開催をする都市であればスタジアムは市街地にあるが、年に数回しか開催をしないような場所となるとアクセスが悪いのが多いのは仕方ないかもしれない。(例外が岡山の倉敷のマスカットスタジアムかも知れない。ここは最寄駅からも10分以内で行くことができる)



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サッカーでは、新潟市内にはアルビレックス新潟の本拠地のビッグスワンがあるが、そこもハードオフスタジアムとほぼ同位置にある。駅からは歩いて40〜50分だ。ハードオフスタジアムが左で、ビッグスワンが右だ。

新潟に限った話ではなく、茨城県水戸市の水戸ホーリーホックのスタジアムが駅から離れた場所にあることもある。そのような場所は、近郊でないと土地が取れないということがひとつはあるかもしれない。それと基本的には自動車での来場を前提にしているためにあるのかもしれない。その為に、公共交通では不便な場所にならざるを得ないというのもあるかもしれない。自動車社会である地域では、それは有効かもしれないが、外から客を呼ぶという点ではかなり難しい問題なのかもしれない。それが今回のAKB総選挙に新潟開催においてはチケットの問題などの一つになってしまったのではないかと思う。

ホテル問題については、過去に少しだけ取り上げたのでここでは省略をする。

・スターライト上野をめぐる一連の問題点

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今回のAKB総選挙では多数の臨時列車を運転をする。そのような中で、夜行列車のスターライト上野という列車を走らせることになった。これは新潟を23時26分に出て、途中に高崎と大宮に止まり、上野に7時前に到着をする列車で特急いなほのE653系を使う予定だ。

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この列車、5月18日に指定席券を販売をしたときは、なんとわずか30秒で売り切れてしまった。購入をした層などを見ると多くが、鉄道ファンでAKBのファンなどはあまり買えなかったそうだ。(詳しくはこちらのまとめサイトへ)






私とツイッターでの付き合いのあるAKBファンのフォロワーさんなどもこのような状況から、団体専用列車で走らせるべきという意見を持っている人が多かった。結局はスターライト上野は、AKB総選挙帰りの層にはあまり渡らずに、鉄道ファンが多数を買い占めることになったしまった。本来の目的とは全く違った目論見になってしまった。JR新潟支社としては長岡花火やスターライト舞浜などのようなツアー専用の列車もある。

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本日18日は、鉄道ファンとしても注目のイベントも開催される。それは仙台車両センターの485系のA1A2編成の国鉄色の車両のラストランが磐越西線の郡山〜会津若松間で行われ、その乗車や撮影をして、会津若松から新潟までSLばんえつ物語に流れ、そして新潟からスターライト上野で帰るというルートが出来てしまった。このような形でスターライト上野に流れたという話もある。その証拠として、本日18日のSLばんえつ物語の新潟行きは座席が満席になってしまい、グリーン車は特に激しい争奪戦になったそうだ。

そしてこの日は、週末パスが販売をされる。AKB総選挙に首都圏や東北方面から観戦をする際には非常に便利だ。往復でも安くなるくらいだ。そして、上述の磐越西線の485系のラストランやSLばんえつ物語なども週末パスの範囲内だ。

あってはならないことも起きてしまった。それは、転売屋の跋扈だ。このスターライト上野も運が悪く、転売屋が発生をしてしまった。中には3000円以上で転売をされているものもある。それならば新幹線に乗ったほうがましかもしれない。

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今回のスターライト上野をめぐる一連の騒動は、夜行列車と聞くとそれだけで目を光らせ、鉄道ファンの一部からすれば熱視線を浴びている。そして主ターゲットであったAKB総選挙の観戦客はほとんど取れずに、結果として、本末転倒になってしまった。鉄道ファン、とりわけ在来線が好きな人には、新幹線に乗るよりも夜行列車に魅力を感じる層が非常に多い。スターライト上野の夜行列車の指定席券は、520円で、4000円以上近くかかる新幹線の特急券よりも8分の1くらいで済む。安くて旅をしたいという点では、それは叶っているかもしれない。そのように見つけてしまったのだから一列車に集中的な争奪戦が行われた。ましてや夜行列車は今は非常に貴重で、鉄道ファンでも憧れの眼差しになるので、それが結果としては再確認をされることになってしまった。

この列車については、鉄道ファンとAKBファンで大きな温度差があったのではないかと思う。実際にAKB48のまとめサイトなどを見るとスターライト上野に乗るといった書き込みはあまり多くなく、結局は鉄道ファンの圧勝という形になってしまった。



AKBのファンからすれば、現地で推しメンの姿を見たいというのが実情で、現地へのアクセスについては、鉄道ファンほど熱心に考えていないかもしれないと思う。そのような状況ならば、鉄道ファンが主に取ってしまうことは仕方ないかもしれない。

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結果として、スターライト上野が目論見が大きく外れてしまったために、新幹線では増発をすることになった。当初の予定では新潟22時10分発のとき48号(大宮・上野のみの停車)だけであったが、その直前にとき38号(大宮・上野のみの停車)を走らせることにした。とき48号が、早い段階で完売になってしまい、その混雑緩和対策であるが、スターライト上野がこのようになってしまった以上は、本来の客をさばけなくなってしまったのではないかと思う。
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とき38号は東京駅に23時48分に到着をし、東海道線の小田原行きの最終電車に東京駅から乗ることもできる。また、23時42分に到着の上野駅で降り、上野23時49分発の常磐線の取手行きに乗れば、柏駅で東武野田線の六実行きの最終電車に乗ることもできる。しかし、野田線は船橋〜六実間では間に合わない。高柳駅ならば大丈夫だ。上野駅からは京成上野駅23時53分発の津田沼行きの最終電車にも余裕で間に合うこともある。とき38号では48号では乗れない地域も一部を救済をしたようだ。

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実際にホテル難民対策として、新潟市内の映画館で過去に上映をされたAKB48のドキュメント映画の終夜公開をするそうだ。これも4000円近くかかる。果たして、今夜、新潟はどのような状況になってしまうのだろうか。


・新潟の地理的な交通の問題

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新潟市は、首都圏や東北地方の一部からは行きやすいかもしれないが、特に北海道や西日本から行きにくいのが弱点かも知れない。これらの地域とは飛行機頼みもしくは新幹線の乗り継ぎになってしまう。かつてはNMB48の本拠地である大阪との間に特急雷鳥や急行きたぐになどが走っていた。つい最近までは、富山や金沢との間にも特急北越が走っていたが、北陸新幹線の開通とともに廃止になってしまった。SKE48の本拠地の名古屋との間についても国鉄時代には急行赤倉という列車が走っていたが、長年直通列車はない。しかし、大阪と名古屋であれば現在は高速バスが存在をする。全国各地に高速バスを張り巡らせているHKT48の本拠地の福岡にある西鉄バスでもさすがに新潟行きの路線はない。そのために、名古屋・大阪・福岡といったAKBグループの本拠地からは気軽に行きにくいという問題点もある。SKE48・NMB48・HKT48のメンバーはどうやって新潟へと移動をしているのだろうか。

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AKB運営陣としては、NGT48の結成を祝い、新潟での開催にしたのかもしれない。写真は昨年2位で、現在はNGT48も兼任をしているAKB48の柏木由紀さんだ。今回のAKB総選挙は、ホテル問題に始まり、スタジアムのアクセス問題、そして夜行列車の問題など様々な部分で、問題点を垣間見てしまった。それはともあれ、AKB総選挙が無事に終わってくれれば幸いかも知れない。今回はこれまでの個別のメンバーの特集ではなく、新潟の総選挙開催を見て思ったことなどを書いた。