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7月16日の朝の撮影記の模様を再び書いていく。この日は朝の時間帯は豊田駅の近辺で撮影をしていたが、もうひとつの場所で撮影をしようと別の場所を目指していった。

撮影地は高尾駅から徒歩15分の小名路踏切という場所だ。ここは高尾駅を出てすぐの場所で峠越えを控えた助走の場所とも言える。ここでは特急あずさ13号や特急あずさ77号、成田エクスプレスなど数本を狙うことにした。

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高尾より西の中央線は今は211系が中心になった。211系は今や長野県と山梨県のローカル輸送の中心になった。ロングシートに当たるかクロスシートに当たるかは運次第だ。

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EH200形牽引の貨物列車だ。中央線の特急あずさやかいじ等と同じく輸送の顔が石油輸送だ。EH200形はまさに中央線を中心に走っている。この車両はかつてのEF64形同様に勾配線区対応の機関車だ。貨物については、まだまだ知らないところが多く、どちらかといえばライトファン的な部分があるが、撮影を通じて少しずつ知りつつある。しかし貨物の撮影はこれから徐々に増やして行こうかとも思っている。

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そしてE259系の特急成田エクスプレス8号河口湖行きだ。今回のターゲットの一つはこの列車だった。成田エクスプレスは、週末の8・41号の1往復が山梨県の富士急線の河口湖まで乗り入れる。本来は成田空港の利用者を富士急線の富士山駅や河口湖方面へと取り込むための列車だ。この列車は成田空港から東京駅までは総武線を走り、東京駅からは横須賀線を品川駅まで走り、大崎駅付近で山手貨物線(湘南新宿ライン)に移り、渋谷経由で新宿まで走り、山手線の南半分を走った上(線路は別)で、新宿駅から中央線に入る。そして大月駅まで走り、大月駅からは富士急線に入る。まさに「ひ」の字のルートで、成田空港から河口湖を目指すのだ。

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かいじ103号とあずさ13号はともにE257系での運転。車内は混雑をしている。ここは串パン気味になりやすいのがネックかも知れない。

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あずさ13号の後にあずさ77号がついにやってきた。今や国内唯一の国鉄色を纏う車両になった189系のM51編成。その車両の特急あずさだ。時代が1980年代の半ばくらいまでタイムスリップをしたようだ。この色の特急あずさは1980年代まではよく走っていたからだ。私はやはりM52がまとっているグレードアップあずさのイメージが余りにも強く、この色はあまりあずさというイメージがしないのも事実だ。このあずさ77号では右のタイフォンが開いたままで走った

その直後に、大月方面からムーンライト信州の回送の189系の長野のN102編成がやってきた。平日は塩尻→長野間のおはようライナーで走るこの長野の189系のN102編成。前夜(15日)はムーンライト信州が新宿→白馬で運転をされ、この翌日(16日)も走るので白馬到着後、豊田まで折り返しで走った。長野の189系もこの編成のみになった。この色は、かつて特急あさまで使われた色だ。特急あさま自体が1997年まで走っていた。それから約20年、真田丸の舞台の上田や長野を走っていた車両が今も走っているとは・・・

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189系2本に、成田エクスプレスのE259系、E257系と多くの特急車両が走り、海の日の三連休の初日を盛り上げた。豊田での撮影を含めると様々な列車が行き交った。山梨方面は富士山だけでなく、桃狩りなど観光資源が豊富だ。長野方面は、この中央線は真田丸の舞台へは向かわないものの、長野は避暑地などとして高い人気を持つのは相変わらずだ。E353系の登場で変わるかも知れない中央線だが、これだけ華やかなのも今だけなのかなと思う・・・