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2月25・26日に行われた京成3500形の未更新(原型)車両のラストラン運転ツアー。今回は、参加をせずに写真を何枚か撮ってきたのでこちらを紹介をする。

25日は朝の宗吾参道〜上野間の送り込みの撮影のみを行い、26日に数本を撮影をするという形式を取っていった。なので25日は1箇所、26日は5箇所の合計6箇所だ。

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25日は市川真間駅での送り込みの写真を撮影をした。1月に走ったシティライナー81号と同じ時間ではないかと予想をし、市川真間駅に8時0分頃にいた。そしたら8時5分すぎにやってきた。

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送り込みの列車は、種別板は「回送」の表示だった。「回」という表示を出す最後の車両になった。かつての京成では種別板で「回」という一文字を出していた。

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市川真間駅では数分間停車をする。宗吾参道から上野まで、船橋競馬場や市川真間、千住大橋で数分停車をして、定期列車の待避などを行う。市川真間駅では上野行きの快速特急に抜かれた。今回のラストランについては、卒業・感謝といった種別板がつくが、こちらは上野駅に着いた後に行われたそうだ。25日については午前中のみが時間が取れて、午前中はまた別の列車の撮影を行うべく、武蔵野線の駅を目指したので、市川真間駅での撮影が唯一となった。

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25日のルートは上野から柴又へ向かい、柴又から押上線で押上へ向かい、押上からは津田沼まで向かい、津田沼から千葉線・千原線に入り、ちはら台へ。そして、ちはら台から津田沼へ向かい、津田沼から宗吾参道を目指したそうだ。写真はかつて撮影をした雪が残る関屋駅と千葉みなとのポートタワーから撮影をした千原線を走る3500形の未更新(原型)車両だ。

そして26日。この日は、一日動けるので朝から撮影に入る。最初は宗吾参道からの送り込みを撮影をする。まず選んだのが、堀切菖蒲園〜関屋間の荒川鉄橋だ。ここは超定番であるが、ヘッドマークがないために今回は東京スカイツリーと荒川という形で撮影をする。

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荒川の通過は8時25分すぎということになっていた。上野へ向かうべく、最後の荒川越え。客は誰も乗っていない、何十年も越えてきたこの川。東京スカイツリーが完成をする40年も前からここを走っていた。ただこの車両の車歴は1980年製造なので、37年間荒川を越えてきた。東京スカイツリーの完成後は押上へ乗り入れることはほとんどなかったが、押上辺りをずっと見守ってきたのではないかと思う。わずかな期間は途中駅の乗り換えであるが、スカイツリーへの輸送客も乗せていたかもしれない。

26日のルートは、上野〜柴又〜押上〜東成田〜成田〜成田空港〜宗吾参道と25日とは違うルートだった。そこで次の撮影とを考えた。押上線の荒川と言いたかったが、今回は曳舟駅を目指すことにする。

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曳舟を選んだのは、2015年に完全高架が達成され、現在の曳舟駅を通過をする3500形の未更新(原型)車両は滅多にない機会と思ったからだ。3500形の未更新(原型)車両は近年は押上線や浅草線に乗り入れることがほとんどなく、貴重な機会だからだ。

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押上線は全列車8両編成だ。それに比べると4両編成はかなり短く感じる。なので4両編成での撮影となると感覚の難しさがある。9時45分頃、曳舟駅を通過をした。3588号車は感謝のヘッドマークをつけている。

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そして押上からの折り返しを狙う。青砥方面に京急1000形のイエローハッピートレインが来たので、こちらも狙ってみた。ここでも高架の新しい曳舟駅通過というめったにない機会を狙いたいからだ。

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通過をしたのは午前9時59分だ。直前に浅草方面に3000形の3029編成の快速特急羽田空港行きが通過をし、この列車と裏被りということになった。とはいうものの、置き換わる車両、置き換える車両という構図で並びを撮ることができたのは良いかもしれない。それも曳舟駅の高架という滅多にないチャンスだった。3588編成には卒業という表示が種別板にある。

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直後の列車で荒川を越え、東へと向かう。この列車を追いに東へと向かう。そのような中、次に目指したのは市川真間駅だった。市川真間駅では30分以上の停車があるためだ。ここで数分間だけ撮影をすれば、後でも間に合うだろうと思ったからだ。3500形の3588編成はもう荒川を2度と越えないのだろう・・・

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江戸川を越えた市川真間駅に着く。3500形のこの編成は江戸川ももう2度と越えないのかもしれない。とにかく駅構内が混雑をしている。この駅は私立の女子校があり、普段は女子中高生で賑わうのであるが、今日はこの車両を撮影をしようと別の客層で賑わっている。ここでは「感謝」という種別板を撮影をした。

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市川真間からは、次の各駅停車で八幡へ行き、特急に乗り換え、一気に東を目指す。しかしながら特急は成田空港への利用客などでスーツケースや旅行かばんを持った客が多い。そのため、八幡や船橋で座れなかった。船橋・津田沼を越え、八千代台・勝田台も越え、臼井や佐倉などのこの車両を何度もとっている場所を通過をした。

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降りたのは酒々井駅だ。11時13分に到着をする。駅から25分歩く本佐倉城址は時間的に無理として、その近くの踏切にて撮影をすることにする。ここならば酒々井駅から10分弱で着く。ただ、酒々井の通過時刻は11時45分頃で、11時46分発に上野行きの特急があるので下手すれば・・・ということになりかねない。

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しかし、結果としては被らずに済んだ。先にこの列車が通過をしてくれたのだ。この列車もあと少しで目的地につく。ここでは走行写真として最後の写真を撮ることにした。

そして最後の撮影地へ。となると宗吾参道よりも東となるが、最後の撮影地は成田駅を目指すことにした。駅間撮影地は駅からは遠く、成田駅の方が良いかも知れない。宗吾参道駅などは混雑をする可能性があり、それを避けたかったのもある。

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酒々井12時33分発の成田空港行きに乗り、成田駅に着くと東成田からの3500形が来た。これが最後の撮影になった。

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2番線に停車中のこの列車。これが最後の形式写真になるのかもしれない。成田駅では8分くらい停車をしている。

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成田駅の駅名標と3500形の未更新(原型)車両。新しくなった駅名票を入れる。上下二段式の下降可能な窓は京成では伝統であるが、3枚並ぶのはこの車両が実は最後だ。この上下下降窓の3枚連なりは京成の見慣れた姿だ。過去に廃車になった3200形や3300形もこのタイプだった。

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そして成田駅から成田空港駅へと向かい、成田駅の1番線に戻ってきた3500形3588編成。ここでも10分近く停車をする。最後の姿だ。駅での表示は「団体専用」だ。今回は5箇所回ったこの撮影。これで終わりにする。

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2番線には、3700形の特急上野行きが止まっている。3700形が導入をされ、量産をされていた当時はこの3500形がハズレであったと感じたこともあった。今日はそのような思い出も忘れて、最後の姿をともに撮ることができてよかった。近年は各駅停車メインで地味な活躍であったが、様々なことが甦って、この成田駅で見送った。サヨナラが美しくては名古屋の某グループの昨年卒業をしたメンバーの卒業曲であったが、今回の追いかけはまさにそのようなサヨナラが美しくて感じた。悲しみの言葉じゃない、サヨナラが美しすぎて・・・、この言葉が似合うような最後の撮影であった。そして撮影がメインになったこの数年では、さまざまな風景や姿を写してきた。これも遠い記憶になるのかもしれない。