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東北地方ならびに関東地方の一部を襲ったあの東日本大震災から6年。今日は3年ぶりに東日本大震災のこの日に東北地方に関する記事を書くことにする。

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東日本大震災の復興関連でのこの最近での最も大きなニュースの一つは、常磐線の浜吉田〜相馬間の開通で常磐線が小高〜原ノ町〜仙台まで完全開通をしたことかもしれない。近日、小高〜浪江間の復旧も予定をしている。また、南側はいわき方面からは竜田までは復旧をしているが、竜田〜富岡間が今年秋の復旧が予定をされている。福島第一原子力発電所の近くの富岡〜浪江間は2020年までの復旧を目指しているという。

ここでは最近撮影をした東北地方に関する鉄道の写真を未公開のものを中心に紹介をする。
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現在、宮城県や福島県では719系の置き換えとして、E721系の4両編成への取り換えが進んでいる。その車両の横浜の総合車両製作所からの甲種輸送を撮影をしたことがあるので、ここで紹介をする。撮影をしたのは、南武線の南多摩駅の近くの是政橋だ。

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東北地方、とりわけ宮城県や福島県を走る車両が、多摩川を越えている。向こうに見えるのは、聖蹟桜ヶ丘の京王百貨店だ。聖蹟桜ヶ丘駅付近は京王百貨店をはじめ、京王の本社があるなど、京王の一大中心地だ。それをバックにして東北への車両が走るのはもはやこのような甲種輸送時しかない。甲種輸送なのでパンタグラフは降ろしている。

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E721系は東北本線や常磐線をはじめ、各路線での中心的な車両になる。まさに福島県や宮城県、とりわけ常磐線沿線では将来の中心的な車両になるだろう。撮影をしたのは昨年の12月だが、今日までブログで公開をしなかったのは、今日に上げることに意味があるからだ。

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719系が置き換えられるのは少し信じられない。なぜならば、仙台で初めて乗ったときに、この車両が中心的な車両で、仙台をはじめとした宮城県や福島県では欠かすことができない車両だからだ。半自動ドアというのもこの地域で初めて知り、ボタン式のドアを使うのもこの車両で初めて知ったからだ。719系は1989年にデビューをし、東北本線や常磐線、仙山線や福島県内の磐越西線で使われている。

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しかしながら、JR東日本全体で1980年代から90年代の初頭の時代に製造をされた211系や415系などの形式の車両の廃車を進めていることから、この車両も廃車が進んでいるのではないかと思う。719系の場合は足回りが急行型車両の455系などを流用をしたもので足回りが特に古くなっているのもある。

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続いて新幹線編。2月に山形新幹線のとれいゆつばさが上京をしたのでその写真も紹介をする。これは王子の北とぴあで撮影をしたものだ。この日は上野〜天童間の団体専用列車でやってきた。

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E3系700番台のとれいゆつばさは主に福島〜新庄間を走る足湯付きの新幹線だ。足湯を使う場合は旅行商品などの購入が必要になるなどハードルが高い。室内はバーなどもあり、乗車をしてみても面白いかもしれない。まさかこの車両が、利根川や荒川を越えて、東京までやってくるとは・・・

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次はE926形のイーストアイだ。2月に大宮駅で撮影をしたものがこちらだ。東北・上越・北陸新幹線のE926形イーストアイはまさに神出鬼没で会うことが難しい。この日は、北陸新幹線で検測が行われて、そのあとに仙台の車両基地に帰るものだった。この車両もよくよく見ると下部にスノープラウがついている。豪雪地帯の山形新幹線や秋田新幹線に乗り入れるのでこれは必須のものだとわかる。

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7月には3日間でJR東日本全線が13000円で乗り放題になるJR東日本30周年パスも販売をされる。こちらは特急券などを買えば、新幹線などにも乗れる。三連休乗車券と使い方はほぼ同じだ。三連休乗車券と違い、北海道はエリアに入っていない。週末パスでは岩手県や三陸地方などには行くことができないので、これを機に使ってみるのもいいかもしれない。被災地の復興はまだまだ続く。その姿も見に行きたいものだ。