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5月28日に神奈川県横須賀市の久里浜のファインテックで行われた京急ファミリー鉄道フェスタへ行ってきたのでその写真を主に紹介をする。

今回のイベントへ行くのは約7年ぶりだ。意外にもこれだけ間隔があいた。今年はどうしても見てみたい車両があったから行きたかったのだ。

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泉岳寺から京急2100形の2133編成のブルースカイトレインに乗車をした。まさかこのイベントの時に乗るとは思わなかった。ブルースカイトレインの広告は葉山女子旅きっぷのものに統一をされている。この切符は、逗子方面の周遊きっぷで、品川からは3000円で、往復の乗車券とグルメ切符とお土産などもついたものだ。乗車券は新逗子駅までで、京急バスの一日券もついている。グルメ切符は指定の店へ行けば食事ができる。釜揚げシラス丼などの名物料理から中華イタリアンまでさまざまな店がある。お土産では、紅茶やケーキ、美術館のミュージアムショップでの商品なども交換ができる。

また、後戻りをしなければ、途中で降りることもでき、例えば、品川からこの切符を使い、帰りに新逗子駅から横浜駅で降りて、横浜駅のそごうやモアーズなどで食事をするなどのこともできるのだ。モアーズには横浜名物のステーキ屋のハングリータイガー(静岡のさわやかの横浜版ともいえる)もあるので、そういうことも可能だ。近年は、京急は乗車券を通じて、地域の観光に貢献をしている点もある。その三浦半島版のみさきまぐろ切符も同様の乗車券(往復乗車券・バス券と現地のグルメ切符、お土産セットなどがつく)になっている。それが以前TBSのジョブチューンという番組の特集で取り上げられたこともある。

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さて、京急久里浜駅について、場所は京急久里浜駅から歩いて25分くらいかかる。あまり土地勘がない場所なので、ちょうど一台後の列車に乗車をしていたフォロワーさんと合流をして、バスで行く。

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そして京急ファインテックに到着をする。京急久里浜駅からは吉井というバス停からも近いが、今日はこの吉井バス停に停車をする。

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今回、私がここへ行きたかったのが、旧1000形の1356編成の公開があることだった。本当は車内公開に参加をしたかったが、いかんせん落選をしてしまったので、見に行くことにした。

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幕回しの行われた反対側は当選者向きのスペースだったので、反対側から撮る。幕は全く表示をされていない。しかしながら、2010年の引退から7年。7年ぶりにこの車両に会うことができた。というか会いたかった。なぜならば、この車両は10年程前までは都営浅草線に乗り入れ、さらに京成線、そして北総線にも乗り入れていたからだ。その為に今でも荒川を越えて京成線までやってきそうな気もしてならないのだ。今でも少しだけこの車両に対するロスがあるのだ。片開きドアに大きな側面のドア。そして独特の片開きドアの音、それに冷房の搭載が京成などの車両よりも早かった。本当にこの車両に会えてよかった。

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そして京急線の車両展示へと向かう。左から順番に、京急の2100形が赤、600形が青、1000形が黄色だ。京急ご自慢の赤青黄色だ。同じ展示写真でも角度を変えて撮ってみた。

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こちらが京急のドクターイエロー??ことデト15形だ。ドクターイエローと違い、検測の車両ではないが、資材運搬の車両だ。これを京急線内で見る機会はあまりないので、レアな車両だ。この車両に会いに行きたいこともあった。急行灯までつけている。イエローハッピートレインとは違うもう一つの黄色い京急の車両だ。というよりもイエローハッピートレインはこのデト15形をイメージをしたという話もあるそうだ。

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3色の車両とデト15形などが並んだ。そして久里浜の車庫に停車中の車両も写っている。

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こちらが2000形だ。この色は2011編成だ。塗装は1990年代まで快特で使われていた赤とクリームの塗装だ。今でこそ3ドア化されているが、やはり色だけでも1990年代のイメージが強い。当時は2ドアのクロスシートで、窓が大きく、快特として高速で走っていた。この車両は京成線沿線から浅草線を越えて、横浜や横須賀へ行くのに非日常感を味わえるだけでもわくわくした。

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2000形と並んだのは1500形・新1000形の1800番台が並んだ。これも角度などを変えて撮影をしてみた。1500形はもう25年以上が経過をする京急の車両だ。一部が30年近く経過をするのが信じられないのだ。1800番台は、昨年の6月に浅草線や京成線にも乗り入れたが、その後、一切乗り入れていない。なのでこちらも少しご無沙汰をしていた。

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6つの車両が並んだシーンだ。京急の様々な顔が並んだシーンだ。すべて両開きドアの車両たちだ。

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京急最後の片開きドアの車両のダルマこと800形だ。車庫内にいて、さまざまな行き先表示を出していた。急行新町と急行川崎だった。これに使われたのは800形の登場当時の1980年代の赤と白のツートンカラーの823編成だった。

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車庫内には車内の様々な部品の展示もあり、800形と2000形の運転台、2100形の運転台にあるマスコンがあった。2100形はおなじみのT字型ハンドルマスコン、800形と2000形は、左手で運転をするものだ。これを見ることができなかったので貴重なものになった。

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そして1000形や2100形など多くの車両で導入をされている交流モーターと800形の直流モーターだ。直流モーターなども見る機会が少なかっただけにこれは貴重なものだった。

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これはクーラーだ。天井でも何となく感じていたが、ここでじっくり撮ることもできた。

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幕やLEDの表示を設定ができる場所もあり、快特平和島とかありえない行先の表示や京成方面の行き先を出すこともできた。車庫内の展示では普段では見られないものもあり、いろいろ貴重な箇所が撮影ができると改めて感じた。

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屋外には廃車になった2000形もいた。もう2000形も4両編成がなく、8両3本のみだ。1980年代から90年代にかけては2ドアクロスシートと高速運転で魅了をし、その後は3ドアになったが、やはり限界が来たのかもしれない。3ドア改造の際に車体に歪みがあったのが寿命を短くしたとも言われているみたいだが・・・足回りなどは2ドアクロスシート時代の高速運転のものを使っていると聞くが、やはりこの車両がなくなるのなんとなく寂しく感じるというか時代の流れを感じざるを得ない。

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京急のバスも展示をされ、羽田空港と各地を結ぶ高速バスや鎌倉市内を走るりんどう号というバスもいた。羽田空港へのバスは北千住駅などにも乗り入れ、時折見かけることもある。鎌倉のバスはアジサイという繁忙シーズンを迎える今後、多くの利用者が出るかもしれない。三浦半島のまぐろラーメンを昼食に食べたが、それだけでなく横須賀のカレーなどの出店もあった。やはり地域限定グルメは食べたい。

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最近、暑い日が続いているが、この日の横須賀の気温は25度くらいだった。(三浦観測所のデータより)京急の様々な魅力を感じさせるこのイベント。旧1000形だけでなく、2000形も終焉も近いと少しだけ感じさせたこともある。まさにこの横須賀ストーリーは初夏の恒例行事かもしれない。これっきりこれっきりと言わずにまた訪れたいと感じた。