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5月21日の昼に会津若松を目指したのは、SL只見線新緑号を追いかけるためだった。その模様をここではつづっていきたい。

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5月21日は群馬の485系のリゾートやまどりを使ったリゾート那須野満喫号に新松戸(7;51)から那須塩原まで乗車(10:22)をし、那須塩原(10:30)から新幹線で郡山(10:55)まで行き、郡山から磐越西線の普通列車(11:39)に乗ると会津若松までの乗り継ぎがスムーズだった(13:00着)。更に会津若松駅では只見線の会津川口行きとも7分で接続をしたので、スムーズな乗り継ぎで行くことができた。特に只見線は鉄道を使うとなると本数が少ないので、アクセスにはレンタカーなども使うことになるかもしれなかったが、鉄道だけの乗り継ぎでSLを撮影に行くことができるのだった。

今回のSL只見線新緑号の組み合わせは、真岡鉄道に所属をするC11形325号機と群馬県の高崎車両センターに所属をする旧型客車の組み合わせとなった。真岡鉄道はSLが2台いるのでそのうち1台がこの福島へと貸し出しをされる。

この只見線のSLといえば只見川を越える鉄橋と新緑や紅葉などのSLの写真が真っ先に思い浮かぶくらいだ。しかしながら、そこは自動車でないとアクセスが厳しい場所にある。なのでオーソドックスに会津盆地の風景を狙える場所で撮ることにした。

ロケハンをしたのが根岸駅の近くだ。横浜にある駅ではない。この根岸駅を起点に回ってみることにした。ただいま、13時30分だ。SLの通過まであと約2時間30分ある。根岸駅の通過は16時ごろだ。

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どちらかといえば新鶴駅寄りにあった場所で1枚目の写真を撮る。これが会津川口から会津若松方面へ向かう唯一の列車であった。SLまであと2時間、根岸駅を起点に撮影地を探す。

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根岸駅から一つ手前の会津高田駅寄りに向かって歩いて行った。そこになんとか撮影地を見つけた。根岸駅から歩いて20分くらいの場所だ。この日は30度近くまで上がった会津若松。暑さにめげずSLを取るために探した。ここは踏切の隣にある撮影地だ。ここに着いたのは、15時20分くらいだった。

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そして16時過ぎについにSLがやってきた。大きな汽笛が鳴っていた・・・その後にやってくるものだ。

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今回の一番のベストショットはこちらだ。手前の踏切にたくさんいるカメラマン。そして、車内からは乗客が手を振っている。そして会津の水田に山まで写っている。SLの後ろに森がある。

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暑さからか窓を開けている人も多いようだ。窓から手を振っている人が多いのは、本当に喜ばしいものだ。

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そして瑞々しい水田とのSL。この時季らしいものだ。あの有名な鉄橋にも行きたかった。しかし暑さに負けない煙を出して走っていたこの姿。ただの編成写真よりも何か特徴を入れたかった・・・

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こちらはC11形325号機の形式写真だ。Cなので3輪車だ。はっきりそれがわかるような写真を撮った。そして11という数字なのでタンク式の車両だ。C57やD51と違い炭水車のないテンダー式ではない。なのでコンパクトに見える。

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こちらが踏切から会津高田駅寄りを撮ったものだ。踏切の先であったためか、手を振っている人は少なかった。そして後ろには車掌さんかな、がいた。このSL只見線新緑号は、プッシュプルではなく、会津川口駅の転車台で折り返すので、往路も復路も蒸気機関車が先頭車になる。SLを通過をする前も通過後もまさにその余韻はすごいものだ。これがSLの魅力なのかもしれない。

この後、根岸駅を16時48分発の列車で会津若松に戻ろうとしたが、根岸駅の近くに温泉があると聞き、そこまでひたすら歩くことにした。その根岸16時48分発の列車を根岸駅の近くの高台から撮影をした。
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水を張る水田と2両の気動車の姿だ。磐梯山をバックにした2枚とその後ろには会津若松の街が見える2枚を撮影をしてみた。SLもここから撮っても良かったが、ヘッドマークとC11形であることをはっきりしたかったのでSLは踏切で撮り、通常の列車をこの位置から撮った。初夏はみずみずしさがあるが、冬はどのような写真になるのだろうか・・・雪景色ということになりそうだな・・・

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そして温泉へと歩く。根岸駅からは歩いて20分くらいかかる丘の上にある。ここで次の根岸18時34分発の会津若松行きに間に合うように入湯をする。

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根岸18時34分発の会津若松行きは何と4両編成だった。この時間にこんな長い編成が走るのか・・・車内はガラガラだ。この車両も手で開けたり、ボタンを使ったりとドアの開け方が混在をしている。そして19時前に会津若松に着く。

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会津若松駅では只見線と合わせて、磐越西線が新潟方面・郡山方面が同時に到着をするシーンを見た。新潟方面からはキハ47形の気動車、郡山方面からE721系がやってきた。同時到着のシーンはカメラに収められなかったが、E721系とキハ47形が止まっているシーンは見た。新潟のこのキハ47形はかつて115系などでも見られたこの青い線と赤い線をまとっている。会津若松は、新潟と東北の中間的な位置であることを改めて感じさせる。行政では福島県で、言葉なども東北地方の言葉が強いが、気候や食文化などは味噌を使った料理が盛んであることやラーメンやかつなどが名物であることからどちらかといえば新潟に近いかなと感じる点もある。

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会津若松駅の近くで喜多方ラーメンの店へ行き、そこで食事をする。やはりここまで行ったからにはラーメンとかソースカツ丼を食べたい。

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会津若松駅は鶴ヶ城をイメージをした駅舎だ。四季島の一泊二日コースでは、この会津若松では日曜の朝の時間帯に停車をし、観光をする。わっぱめしやアスパラガスなどの野菜を使った料理だそうだ。四季島では短い時間ながら会津若松を観光をするそうだ。鉄道に限らず、様々な点で会津地方は魅了をされるのかなと思う。この後、会津若松から郡山へ向かう。この日は郡山で泊まることにする。郡山と会津若松の間は、磐越西線だけでなく、高速バスもあるが、こちらはWCがないのでこれだけは注意が必要になる。価格は磐越西線とほとんど同じだ。そのような選択肢があるのも郡山〜会津若松の快速あいづライナーの廃止の遠因になったのかなと少しだけ考えてしまう。