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7月2日、ときわ路パスを使い、真岡鐡道のSLもおかに乗車と撮影をしに行ったので、その模様をお伝えをする。


ときわ路パスは土休日に茨城県内のJR線・ひたちなか海浜鉄道・鹿島臨海鉄道・関東鉄道・真岡鉄道が乗り放題になる。今年は販売期間が長く、7月初めからの販売だ。JRの駅のみの発売で、他の会社では販売をしていない。特に気を付けなければいけないのはつくばエクスプレスでは使えないことだ。その一方で、真岡鉄道は、栃木県にあたる茂木までの全区間で利用ができる。茨城県内ではおなじみのフリーパスだ。

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取手駅で購入をし、関東鉄道常総線に乗り込む。関東鉄道の駅ではときわ路パスは自動改札に対応をしていないので注意が必要だ。水海道駅で乗り換え、下館駅を目指す。常総市の石下といえば、2015年秋の鬼怒川が決壊をする大豪雨に見舞われた。石下は、かつて亡き祖父が工場を経営をしていた時代に下請け工場などがあった場所で、昔祖父に連れて行ったこともある場所だ。そのような場所で豪雨災害があり、あの時はショックが大きかった。それを乗り越えたが、少し心が痛んだのも事実だ。やや曇天の朝だからか筑波山があまりよく見えなかった。そして下館につく。下館は現在は筑西市という市にある。

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下館駅では待っていました。真岡鉄道のSLもおかが。かなり久しぶりの乗車となる。ときわ路パスでSLもおかに乗るには、520円の整理券を事前にJRの駅などで買うか下館駅で乗車前に買う。下館駅で乗車前に購入をすると本日はC11型の325号機がSLの牽引を担当をする。真岡鉄道のSLはC12型の66号機と2台の機関車を持っている。C11−325は、5月には福島県の只見線のSL只見線新緑号の牽引機にも使われた。しばしばJR東日本に貸し出されることもある。客車は50系車両だ。

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下館駅の出発前だ。1番線には真岡鉄道のSL、2番線の水戸線の友部・水戸方面にE531系、3番線には水戸線の小山方面のE501系、5・6番線の関東鉄道常総線には2台の気動車が止まっている。まさにオールスターがそろった感じだ。みんなでSLの出発を見守っているようだ。ちなみに真岡鉄道も関東鉄道常総線も水戸線と線路がつながっている。なので、真岡鉄道のSLの貸し出し、関東鉄道常総線の新車の甲種輸送などもこの下館駅で行われる。

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10時35分に下館駅を出発をする。座席は自由席なので任意の場所に座ることができる。下館駅からは北上をしていく。関東鉄道常総線から続いて、国道294号という幹線道路に沿う形になる。汽笛の音がすごく、走っているという鼓動が鳴り響いている。

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真岡鉄道のSLには今の時代ではあまり見られなくなったものもみられる。一つが、手動の扇風機だ。ボタンを押せば、扇風機が回る。30度近い暑さだったこの日、扇風機は有効だった。窓を開けないと凌げなかったかもしれないが、やはり風に揺られていくのがSLのだいご味かもしれない。下館〜真岡間は折本・久下田・寺内の3駅に止まる。

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SLもおかでは女性の販売員もやってきて、飲料やお菓子、弁当やグッズなども販売をしている。SLの中で飲料やグッズも購入をした。このような時はグッズを買うのもよいかもしれない。

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客車の出発時には汽笛とガタッという音がする。それも客車並びにSLに乗るときの醍醐味かもしれない。ほどなくして、真岡駅に到着をする。

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真岡駅では、10分近い停車時間がある。SLをイメージをした真岡駅の名物駅舎を入れて、撮影をした。反対ホームにはSLを待つ多くの人がいる。それくらい真岡駅では定番のシーンかもしれない。このシーンでは、乗務員が点検をしているのも見える。

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この日のSLもおかはヘッドマークなしであったが、真岡駅ではいろいろな形でSLを撮影をした。真岡は、鬼怒川の向こうの宇都宮線の石橋駅から関東自動車バスが出ているので、こちらから行くのも手だ。SLの出発時は一層大きな音を出して、出発をする。北真岡駅の近くには桜の名所の撮影地もある。ここは一度行きたい場所だが、マナーの悪化などで問題になり、有料になってしまった場所かな・・・・

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真岡の次の西田井駅では5分近く止まる。煙を吐き出している。夏の時期でも、これだけ煙を出していることに感動をした。真岡駅のような主要駅でなくとも、いかにもローカル線を通るSLという雰囲気を出した。

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そして益子駅に着く。益子といえば益子焼で有名で、瓦屋根とタワーのような駅舎は名物駅舎で、関東の駅百選に選ばれた。この駅は主要駅でありながら1面の駅だ。意外だ。SLの出発時は、待っている客や降車客からも見送りがある。これがSLに乗っていて魅力に感じる一つのことかもしれない。

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この時季のSLは緑が生い茂っている。このような気候の中で走るSLの車内は扇風機だけであるが、風が気持ちがいい。座席の色も緑色で、生い茂った緑にあっている。芳賀路を駆け抜け、目指すは茂木駅だ。客車も急行はまなす亡きあと、乗車をする機会はSLなどのイベント列車がメインになったが、モーターのない車両であるために電車や気動車以上に継目やジョイントの音が響いて聞こえる。そして時折聞こえる蒸気の音。これがSLの乗るうえでの魅力的なところかなと思う。撮るにも乗るにも魅力のあるものがSLかもしれない。

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そして終点の茂木駅に到着をする。この駅の駅名の読み方は「もてぎ」だ。「もぎ」と読まれることもあるかもしれない。この茂木はサーキットのツインリンクもてぎが有名だ。場所的には宇都宮市と水戸市の間くらいだ。このツインリンクもてぎでイベントがあるときは水戸や宇都宮のホテルが宿泊が困難になることもある。少し行けば、烏山線の那須烏山にも近い。余談だが、ツインリンクもてぎは鈴鹿サーキットと同じく本田技研の運営で、栃木県東部は本田の工場が真岡などにある。その影響かもしれない。

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茂木駅では、SLの側面を映した。真岡機関区の真岡の部分を撮影をした。数人によって、行われるこのような作業はSLを走らせる点では記録をしたい部分もある。数人の機関士によって走らせていくのがSLの特徴だ。石炭をかき回したり、水を補給をしたり、暑い中での作業は本当に頭が下がる。

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茂木駅からは道の駅を目指す。駅からは徒歩約15分であるが、ここにはSL通過時に多数の人がいた。ここはSLが見える道の駅として有名だからだ。ここでは名物のゆず塩ラーメンを食べることにする。このゆず塩ラーメンは道の駅のグルメコンテストでも優勝をしている絶品らしいので、これを食べに行きたかったのもある。ゆず塩ラーメンの店は長蛇の列ができていたが、別の販売所でも臨時に販売をしていて、こちらで食べた。臨時販売所では640円だった。この茂木の道の駅ではアイスやバームクーヘンなどのグルメも豊富だ。

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後半戦はSLの撮影などを中心にお届けをしたい。帰りに見つけたものなどをいろいろ見ていくかもしれない。