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今回の記事は、9月で姿を消す群馬県の高崎支社に所属をする107系について主に取り上げたい。

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107系は、1988年以降、主に群馬県の信越本線・上越線・両毛線・吾妻線などで活躍をしている。車両の特徴としては、足回りを急行型車両の165系のものを使用をし、車体は3ドアでロングシートとした車両だ。ロングシートにしたのは、通勤通学時間帯の混雑緩和などを狙ったものだ。2013年までは栃木県の日光線でも走っていたが、日光線では置き換えられたのに対して、こちらはまだ残っていた。

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JR高崎支社では211系を107系・115系の置き換え用として導入をしている。そのために、まず107系の全車両の置き換えが9月末で完了をする。そのため、8月から107系車両に惜別のヘッドマークやステッカーなどを付けている。

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お盆の8月14日、群馬ワンデーパスでの旅を実行をしていたが、その中で、今回はどこかしらで107系に乗りたいという希望があった。フォロワーさんが、この日は107系の撮影を実行をしていたためにフォロワーさんの情報を頼りに107系を捕まえてみることにした。この日、107系は両毛線で運転をされていたそうだ。

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私は北千住駅から東武日光線などで栃木駅へいき、栃木駅で107系の両毛線が小山行きで使われているシーンを見た。これは別の記事でも取り上げたので、詳しくは省略をするが、写真だけを置く。栃木駅では東武日光線を走る6050系との出会いもあった。(その記事はこちらへ)

この日は大前まで行き、大前から渋川経由で高崎に戻ったが、どうやら107系の時間に合わせられることができそうなのだ。

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107系の最後の乗車は、両毛線の前橋駅から行うことにした。前橋市は群馬県の県庁所在地であるが、鉄道面では高崎に新幹線駅があり、上越線や信越線などの交通要衝であるために、前橋市は高崎に比べると影が薄い印象がある。行政機関などは高崎市よりも前橋市の方が多い。また、198円のセルフカレーでおなじみのベイシアの本社も前橋市にあるように企業の本社もある。前橋駅の案内表示には、甲子園の高校野球での前橋育英高校の1回戦の結果を出していた。これで前橋にいることを出してみることにした。

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107系は桐生始発でやってきた。窓ガラスには107系の惜別のステッカーがある。前橋駅の停車時間は2分であるが、まずステッカーを撮影をする。前橋駅は利用者が少し多い。ここは県庁所在地駅としてのプライドがあるのかな・・・

ガラガラだったこの車両もかなりの数が埋まる。お盆でも頑張る部活帰りの中高生や帰省客が多かったように見える。ビジネス客も少しいた。

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前橋駅から約17分で高崎駅に到着をする。107系といえば、ロングシートであるもののかなり深い位置まで背もたれがかかってしまい、そのために少し慣れないと戸惑うこともある。座りにくい車両であったのは事実だ。

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高崎線や上越新幹線で高崎駅へ向かった際に、高崎駅で出迎えてくれることも多かったこの車両。この車両を見て群馬県だなと感じることもあった。これが高崎駅での最後の107系の写真になってしまうのか。長年、群馬を走ってきたこの車両、JRでの活躍は終焉を迎えそうだ。107系の特徴の手開けのドアについても撮影をした。

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しかしながら、先日、高崎駅で接続をする上信電鉄がこの車両の購入が予定をしていて、高崎駅では先日、一部の車両が上信電鉄の線路に移ったようだ。今後、107系の一部の車両の活躍は同じ群馬県内の上信電鉄へと移るようだ。引き続き高崎駅でも群馬県でも見られるが、上信電鉄は世界遺産に選ばれた群馬県の一大観光地の富岡製糸場がある。この上信電鉄は主に西武鉄道から移籍をした車両や自社発注の車両もいる。107系は引き続き群馬で走ることになるが、足回りはどうなるのだろうか・・・50年以上も前のもので老朽化をしているので、代替品などはどうなるかであるが、部品取りなどの目的で必要以上の車両購入もあり得そうな展開だ。

最後に107系の写真から一部未公開のものを紹介をする。
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こちらは両毛線の伊勢崎〜駒形間で撮影をした桜と107系だ。2016年4月に撮影をした。桜の風景は大好きなものであるが、こちらをここでは出してみた・・・

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これは2017年4月16日に桐生駅に近いわたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車の中から撮影をした107系だ。わたらせ渓谷鉄道については記事をアップをしていないが、桜名所を見に行った帰りに撮ったものだ。この時の編成は、2両編成3本をつないだ6両で留置をしていた。トロッコから撮影をしたとわかるように窓枠も入れてみた。

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表紙に貼った両毛線大平下駅付近での107系。この撮影地はよく行っていた撮影地だった。撮影をしたのは2015年11月1日だ。黄色い水田が秋というものを出しているようだ。冬に、筑波山や日光連山をバックにした写真を撮っていればよかったと少し後悔もある・・・107系は115系ほど力を入れていなかった点もあったのは事実だったかもしれない。そんなことを言ってはいられない。記録として留められればそれでよかったのかもしれない。群馬らしさを感じさせる車両は姿を消すが、上信電鉄での活躍にも期待をしたいものだ。