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京成電鉄では10月28日にダイヤ改正を行うことになった。今回はこちらについての記事を紹介をしよう。なお、幣記事が更新休止前の最後の記事となる。(京成のダイヤ改正の詳細はこちらより)

今回のダイヤ改正は、
・成田空港への利便性の向上が主なテーマになっている。

1・スカイライナーの増発
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スカイライナーを成田空港発13時台、上野発14時台に増発をする。昼間から夕方は成田空港の発着便が多いのでその対応ではないかと思われる。40分ヘッドの時間帯を20分にする。

2・アクセス特急の深夜時間帯の運転。
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アクセス特急を成田空港23時0分発の便を増発。行き先は平日は金沢文庫、土休日は西馬込となる。特に平日のアクセス特急金沢文庫行きはすでにちょっとした話題にもなっている。この列車に乗れば、横浜駅にも深夜0時44分に着くことができる。(現在のダイヤで合わせた場合)成田エクスプレスならびにリムジンバスの走っていない時間帯の横浜駅までのアクセスを確保する目的もある。(成田エクスプレスの横浜行きは成田空港21時45分ごろ、リムジンバスは22時30分で終了)この金沢文庫行きは、現在の北総線の印西牧の原〜高砂間の平日の上りの最終列車の行き先で走っている。(土休日は西馬込行きとして運転)アクセス特急をこの時間帯まで走らせることにより、東京都心部、平日は大田区や川崎・横浜市内までアクセスが確保される。

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なお、このアクセス特急は上野・日暮里へは、青砥駅で通勤特急上野行きに接続をする。アクセス特急金沢文庫行きで横浜へ行く場合と青砥と日暮里で乗り継いで、横浜に向かう場合、どちらが早いのだろうか。を比較をしてみた。
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その答えであるが、アクセス特急に23時0分に成田空港を出て、青砥に23時44分に着き、通勤特急に乗り換え、日暮里に23時54分に着く。日暮里0時5分の京浜東北線磯子行きに乗っても品川着は0時28分、横浜着は0時55分となる。平日はアクセス特急金沢文庫行きで、乗りとおした方が10分以上早く着く。横浜でアクセス特急を降りて、横浜から根岸線の磯子までの駅へ向かったとしても到着は同じになる。なお、土休日は成田空港から横浜に戻る場合は、青砥と日暮里乗り換えしかなくなる。写真は横浜駅の連絡通路にある横浜DeNAの選手の看板から。

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横浜市内で別視点であるが、このアクセス特急に押上まで乗り、押上で半蔵門線渋谷方面に乗り換えた場合、平日は4〜5分接続で東急田園都市線直通の長津田行きに乗れ、横浜市の青葉区や緑区へのアクセスも確保されるが、土休日はこの長津田行きが運転されない。どころか半蔵門線の渋谷方面の最終に乗ることができない。写真は横浜の長津田の近くに完成をした東名の横浜町田インターを跨ぐ国道16号線の立体交差を東名高速道路を走る高速バスから撮影をしたものだ。

3・成田空港発京成本線の最終列車の区間延長

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成田空港発の京成本線の津田沼行きの最終列車(23時3分発)を快速高砂行きとして、高砂まで延長をする。津田沼から先は、快速となるために船橋競馬場・船橋・東中山・八幡・小岩に停車をする。高砂では京成押上・都営浅草線の最終の浅草橋行きと接続をする。高砂着は0時10分となる。青砥や押上には帰れるが、上野や日暮里にはいかれない(のではないか。これについてのアナウンスは出ていない)

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また、23時56分着の船橋駅では総武線御茶ノ水行き最終に12分、東京行き快速最終に8分、東武野田線六実行き最終に17分で接続をする。また、総武線の御茶ノ水行きに乗れば、西船橋駅で東西線の東陽町行きにも乗ることができる。0時3分着の八幡駅では都営新宿線の大島行き最終に14分で接続をする。(新宿行きには乗ることができない)本線の最終列車の区間延長は船橋や八幡での乗り換えも考慮をしているのではないかと推測をする。

浅草橋行きの最終は、浅草橋駅で総武線の御茶ノ水行きの最終と8分で接続をする。この列車は、御茶ノ水駅で中央線三鷹行きの最終と接続をする。なので四ッ谷や新宿や中野、吉祥寺などにも帰ることが可能だ。

4・早朝時間帯の快速上野行きの快速特急羽田空港行きへの変更
これは朝の5時42分に成田駅を出る快速上野行き(船橋6時27分着・青砥着6時44分)を5時54分発にして、快速特急羽田空港行きにする。これは船橋や青砥の到着時間は快速とほぼ同じだ。今、京王や東急などで行われている早朝時間帯の優等列車の増加による混雑緩和策の一つだ。快速から快速特急となることで、通過駅の手当てがどうなるかも気になるところだ。

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それ以外に時間の変更や回送列車の定期列車への変更なども行われる可能性もある。詳しくは10月に発売をされる京成の時刻表を見ないとわからない点がある。京急車両の京成快速の平日81Hもどうなるのだろうか。

最近の京成の話題から
1・3500形の8両編成の優等列車が運転

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8月末から9月上旬にかけて、3500形8両編成の特急や通勤特急が走った。これは8両編成の車両不足が影響をしていたようだ。主に平日のA15運用で入り、宗吾参道〜芝山千代田間で各駅停車の運用についた後、芝山千代田→上野間を通勤特急、上野〜成田空港間を3往復の特急、上野からは夕方に成田に快速で戻るものだ。編成は3520が上野よりの先頭で、3519の2両、3552Fで4両、3530・3529で2両という組み合わせで8両になった。京成は両運転台という編成の2両編成はないので、2両の部分は中間車両を分解をして運転台付きの車両を付けることになっている。

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京成の3500形は、4両と6両での運用が主体であるが、以前は8両編成の優等列車も多かったが、3000形の8両編成が増備を再開をしてからは基本的には入る機会がなくなった。しかしながら、いざというときは8両編成が組成ができるのだ。やはり京成の伝統芸能の全車両電動車両がこのような事態に対応ができるのかもしれない。それが3500形が更新をしても長く残っているのかもしれないと改めて感じた。9月19日の朝など数回、3500形も2両と4両と2両の組み合わせの8両で走ったが、前述の編成とは違う編成で組成をされた。この3500形は浅草線には入らず、入っても上野発着の列車になりそうだ。浅草線では毎年恒例のツーハンドル車両の試運転が行われず、ツーハンドルの車両はもう乗り入れないのではないかという観測もある。

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おまけであるが、9月16日には朝の時間帯に3000形の6両編成の3015編成による特急も走ったという情報もある。京成の6両の特急は今では基本的には存在をしない。どうやら車両故障やポイント故障などによるトラブルで、下りの1本が6両で走ったようなのだ。

2・大本山スタンプラリーのヘッドマーク
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京成では京成・京急・京王と組んでいる大本山スタンプラリーのヘッドマークがついている。京成は成田山新勝寺、京急は川崎大師、京王は高尾山薬王院だ。京成は3000形8両の3030編成につけられている。

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京急は600形の607編成につけられている。こちらも8両で京成線や浅草線へと乗り入れる。

3・北総線の新柴又駅が男はつらいよのメロディに変わった。

幣記事をもって、あらかわ交通ノートは休止期間に入ります。休止前最後の記事が、京成の記事ということがこのブログらしいかもしれない。というより最後だから京成の記事にしたかったこともある。20日にアップをする休止期間の扱いについてを別建てにして記事を作る。その記事の後にしばらくの間、休みに入りますが、再開の時期は休止期間の扱いの記事に書きます。再開の際は改めてよろしくお願いします。