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新年あけましておめでとうございます。今年は例年通り1月1日に作成をせずに2日に記事を出すことにした。本年もよろしくお願いします。

2018年の注目の新型車両などをここではお届けをし、廃車になりそうな車両などもここでは紹介をしていく。なお2018年は平成30年で、平成として、1年続く最後の年になる。(2019年4月30日に平成は終了をしてしまうため)

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1つ目の注目が都営浅草線5500形車両。
こちらは3月ごろから都営浅草線で走る新型車両だ。2017年12月9日に西馬込での都営フェスタにて姿を現したのでこの写真を公開をする。

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この日のイベントでは5300形に挟まれる形で、前面しか見ることができなかったが、歌舞伎の隈取をイメージをした前面で、スカートが車体と連続をしている。

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西馬込の都営フェスタのイベントでは、都営だけでなく、京成・京急・北総の車両とも展示をされた。このイベントでは、浅草線と乗り入れる京成や北総・京急の車両も展示されるのは恒例だ。皆で5500形の門出を祝っているようだ。京成線にも乗り入れることになるから荒川を越えることも日常的なものになりそうだ。当然ながら葛飾区内でも日常的にみられるようになりそうだ。

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こちらは反対側から見た5500形などだ。5500形の投入で5300形の車両置き換えが始まってしまうが、5300形が置き換えられているということ自体が信じられないかもしれない・・・25年以上も都営浅草線や京成押上線などの中心的な車両として走っているためだ。現在は、最高速度などの関係で5300形車両は、京成・北総線のアクセス特急に入ることはできないが、5500形はアクセス特急にも入れるようにするのかな・・・現在5300形は、京成本線では江戸川を越え成田空港まで乗り入れているが、5500形も京成本線に長い距離乗り入れることになるのか?今年から投入が開始をされるこの車両、平成の都営浅草線や京成押上線の中心が5300形ならば、5500形は新元号としての都営浅草線の中心になりそうだ。

2つ目の注目は、小田急の新ロマンスカーとしてデビューをする70000形GSEロマンスカーだ。
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小田急では、2018年3月17日に代々木上原〜梅ヶ丘間の複々線の完全完成に伴い、代々木上原〜登戸間の複々線が完全完成をし、全面ダイヤ改正を行うことになる。同時にこの新ロマンスカーも運転を開始をする。

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新ロマンスカーの名はGSE(Graceful Super Express)で、商標登録をしていたために登場前から名称だけがフライングして発表をされたようにも見える。このGSEロマンスカーは新宿発着のロマンスカーで使用をされ、千代田線には乗り入れない。車体は、赤系の色で塗られ、白い帯がまかれている。EXEロマンスカーやMSEロマンスカーと同じく連接式ではない方式が採用をされ、7両編成だ。

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これらの写真は2017年12月3日に愛知県の豊川市の日本車両の工場から御殿場線の松田駅まで甲種輸送が行われたものだった。静岡県の掛川駅で撮影をしたものだ。逆光と知らずに撮影をしてしまい、多少見にくい部分があるが一応記録程度で撮影をしたものだ。

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この日の甲種輸送では、先頭と後ろがビニールで覆われ、顔を隠した形での回送になった。このGSEロマンスカーは12月5日に公開をされ、写真を見たが、前面の窓と側面の窓が大きいこと。それに、前から報道をされているように社内には網棚がなく、下にスペースを置く場所を設置をするそうだ。期待をしているようにwifiが室内には設けられ、そこの中では携帯電話などを通じて、展望や各種情報を見ることなどもできそうだ。近鉄のしまかぜと同様のサービスで、他社でもサービスが行われるのを期待をしていたのでうれしい。このロマンスカーは平日は通勤・土日などは観光がメインとなる小田急ロマンスカーの特徴を最大限に生かしたサービスになることを期待をしている。

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3月の全面ダイヤ改正で、GSEロマンスカーは1編成のみの投入になり、あと1編成は2018年度中の投入になる予定だ。すなわち4月以降だ。これによって、製造から35年が経過をする7000形LSEロマンスカーに廃車が発生をしそうだ。全廃はしばらく後になるかもしれない・・

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小田急の全面ダイヤ改正では、所要時間の短縮や混雑率の緩和を大々的に宣伝をしている。果たして、混雑率の緩和というものは、達成をされるのだろうか・・・いきなり見込み混雑率を堂々とアピールをして出していくのはどうなのだろうかと思う点がある。

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関東での3つ目の注目は相模鉄道で、相模鉄道の20000系車両も2月より営業運転を開始をする。この車両は、現在西谷駅から建設をしている連絡線のうち、新横浜駅を経由をし、東急東横線の日吉駅を結ぶ相鉄・東急連絡線への対応の車両として、デビューをする。最近の相鉄のイメージカラーのネイビーブルーの新車だ。車両自体は夏に山口県下松市の日立製作所の工場から回送され、今は習熟運転が行われている。運転台がT字型ハンドルなので習熟に時間がかかっているようだ。相模鉄道では、西谷駅から建設をしている連絡線のうち、もう1本のJRの横須賀線などへの直通をする線路があるが、こちらへの新車も製造をされる予定だ。

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新車として際立っているのはこの3件のみであるが、東海道・山陽新幹線のN700系の最新モデルのN700Sという新幹線も試作車がデビューをするようだ。この新幹線には、関ヶ原などの雪対策が施された設計があったりするなど先進的なシステムに期待をしたいところだが、先日N700系のJR西日本管理の車両が台車の大きく亀裂が入るトラブルが発生をしてしまったばかりだ・・・このようなトラブルを会わないように台車の検知システムなどを強化をした新幹線を製造をするべきだ。また既存の車両についても安全性を強化をするべきではないか。

他の地域に目を向けると、新潟や北海道での新型気動車の投入などもある。各所で新技術を持った新車が期待をされるだろう。

一方で、廃車になりそうな車両を紹介をするならば
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今年全廃されそうな車両、真っ先に思いついたのが千代田線6000系車両だ。残る編成数は3本で、平日の朝夕がその中心だ。昼間に入ることもあるが、その場合は綾瀬〜代々木上原間のみとなる。小田急線には乗り入れない。都営5500形の記事の時に葛飾区内を新たに走るから楽しみだと書いたが、こちらは逆に葛飾区を長く走っていた車両が姿を消すということになるのだ。浅草線5500形と千代田線6000系が同じ葛飾区内を同時に走ることはあるのだろうか?

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そして以前の記事でも紹介をした新宿と松本を結ぶ特急あずさのうち、スーパーあずさで走っているE351系車両。この車両も3月17日のダイヤ改正をもってスーパーあずさからは撤退をする予定だ。秋の紅葉と多摩川を越える風景を撮影をした。

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そして189系車両もいつまで走るかわからない。青い色のM50編成は1月に廃車になることが決まったが、最後の国鉄色車両のM51編成、グレードアップあずさ色のM52編成ならびに長野にいるあさま色のN102編成もどうなるのだろうか。

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他にも西武9000系や京成3600形、日比谷線03系と東武20000系など昨年から廃車が始まっている車両もこれから廃車になりそうだ。

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群馬や新潟などを走る115系についてもいつまで走るか不透明ではない。それと山手線はE235系への置き換えがさらに進みそうだ。最近はどの車両がいつなくなるかというのがわかりにくいところもある。なので記録は大切だと思う。最近、車両の運用終了が近づきだすと騒がしくなるケースがあるので、そのようなことが起きるよりも地道な記録が必要かと日々思う。

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車両の新旧、そして天気、運、対向列車などさまざまな要素に左右をされるから鉄道の撮影は面白いと思う。乗る面でも新しさや古さといった今を感じさせるもの、今はないものなどを比較をしていくのも面白いと思う。鉄道がやめられないのはこのような部分にあるのだなということを今年も可能な限り伝えていきたい。