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1月7日の愛媛での模様をここでは書いていきたい。1月6日は、主に松山市内と近郊を走る伊予鉄道を中心に回ってきた。7日は午前中は愛媛県内のJRを中心に回ってきたのでこちらを中心にお届けをしたい。(伊予鉄を中心とした1月6日の話題はこちらより)

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6日の夜は道後温泉へ行っていた。6日は松山駅前のホテルで泊まった。驚いたことに昨日の松山駅前のコンビニエンスストアで、ルマンドアイスを売っていたので購入をした。まさかあのルマンドアイスが愛媛であるとは思わなかった。ルマンドアイスはいよいよ2月12日から関東でも販売開始だ。四国では先行販売をしていた。

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6日の夜の松山駅では特急宇和海の2000系車両の試作車両を見た。長年、四国における特急気動車の中心的な2000系車両。愛媛県内では、特急宇和海で松山と宇和島の間を伊予大洲や八幡浜などを経由をして走る。

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本当は愛媛の名物列車の伊予灘ものがたりも乗りたかったし、見たかった。しかしながら1月6日は運休だった。松山と八幡浜の間を海に面した名物駅の下灘駅などを通過をする全席グリーン車の車両だ。下灘駅は今回は時間の都合上いけなかったが、伊予灘ものがたりでなくとも行ってみたい場所だ。

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1月7日の朝は松山駅を朝6時42分発の普通列車に乗る。今回目指すのは松山市郊外の大浦駅の近くにある瀬戸内海をバックにした予讃線の名物撮影地だ。朝早いからパン屋なども閉まっていた。まさに朝の松山駅前は暗闇の中だった。

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大浦駅の駅から徒歩10分くらいの場所にある。今回、この撮影地を狙ったのは短時間に8000系の通常車両、アンパンマン車両、そして8600系の3本の特急がやってくるからだ。こちらは愛媛県内の普通列車の大半を占める7000系だ。この車両はWCがないのが弱点だ。この撮影地ではミカン畑なども入れて撮影ができる。まさに愛媛県らしい撮影地だ。

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しおかぜ8号は8000系の8両編成だ。3両は白地に青の帯の台湾のEMU800形の塗装で、5両編成は自由席が青、指定席はオレンジの指定席、赤はグリーン車とわかりやすい。8000系のグリーン車は、半室グリーン車で特急あずさのE257系と同じだ。

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これがアンパンマンの8000系が使われた特急いしづち101号だ。8000系にもアンパンマンが塗装された。今やアンパンマン列車は、JR四国の看板列車でのアンパンマン列車。やなせたかし先生が高知県の出身だからだ。もはや四国ではこのアンパンマン列車を撮影をしなければ行ったという感じがしない。でもアンパンマンシートは大人は少し恥ずかしいかもしれないな・・・8000系のこの色はまさにアンパンマンのような頼もしさもある。



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これが特急いしづち103号で入った8600系だ。今回は乗車だけでなく、撮影も8600系が目的だった。瀬戸内海をバックにして走るこの車両はやはり撮影をするにも良い車両だ。こちらは3両編成だった。

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約1時間の間に3本の特急列車がやってくるある面効率の良い撮影だった。大浦駅からは普通列車で伊予西条駅を目指す。

今治駅からの近くからはしまなみ海道が見えたが前回、愛媛へ行ったときはしまなみ海道を越えたので、今度もまたこちらを通りたいと思った。伊予小松駅付近で松山自動車道の高架橋も見えてきた。松山自動車道は、伊予小松付近から、山の中に入り、松山市や大洲市方面を目指し、鉄道とは全く違うルートを通るからだ。

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伊予西条駅に到着をする。目指すは、四国鉄道文化館だ。どうしても次に愛媛県へ行くときはここだけは尋ねたかったからだ。

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伊予西条駅到着直後に、JA西条のみのりちゃんが出迎えてくれた。そして七草がゆの振る舞いがあった。この日は、日曜の朝市が伊予西条駅前では行われていたからだ。1月7日ということで七草がゆなのだ。これは忘れないかもしれない。

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北館にはなんと0系車両がいる。四国で新幹線は無縁のはずであるが、十河信二さんという日本の新幹線建設に大きな功績を与えた方が愛媛県の出身であるのでこの鉄道文化館ではメイン展示になっている。0系の車体だけでなく、室内、そして運転台までも見ることもできた。四国でこれだけ0系新幹線が大きく取り上げられているとは・・・フリーゲージトレインのこともたびたび取りあがるが、これは少し新鮮だなと感じた。0系は大宮の鉄道博物館や青梅鉄道公園をはじめ、京都鉄道博物館や名古屋のリニア鉄道館など各地で展示をされているが、ここの0系の展示は、カットボディーであるが、なかなか短いながらも効率的に見せていた。

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北館には四国の往年のディーゼル機関車のDF50形の展示もあった。現物を写真でしか見たことがないが、昭和の時代に走っていた機関車だ。

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DF50形にはどういうわけかアンパンマンに出てくるドキンちゃんのステッカーもあった。こんなところでも、アンパンマンのキャラクターが出ているとは・・・先日、ドキンちゃんの声を担当をしていた鶴ひろみさんが亡くなってしまった。ドキンちゃんのしょくぱんまんを想うようなあの声が聴けなくなってしまうのは残念だ。

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線路を挟んで南館もある。こちらは2014年に増築された建物だ。

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屋外にはフリーゲージトレインが保存をされている。時々公開をされるようだ。北館が新幹線の0系がメインならば南館の目玉はこのフリーゲージトレインかもしれない。

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南館には、四国で約10年前まで走っていたキハ65形が展示をされている。キハ65形は2007年に四国を訪れた際に阿波池田と琴平の間で最後の乗車をした。1990年代以降は主に普通列車に使われていた。

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座席も当時のままで保存をされていた。確か最末期に乗った時はこのような座席だったような覚えもある。今やデッキ付きのオールクロスシート車両は1990年代までは多かったが、2000年代になって一気に減った。キハ65形自体が主に四国や九州など西日本がメインの車両で東日本ではなじみが薄い車両だ。

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ここで展示をされているSLはC57形の44号機だ。C57形は新潟でSLばんえつ物語で走り、山口ではSL山口で走っているが、四国では唯一の展示になる。

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南館・北館共に四国の鉄道を紹介をするパネル展示がある。四国の鉄道について、あらゆることが紹介をされている。
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更に北館には昔のヘッドマークやサボも紹介をされていた。サボは前述のキハ65形などに取り付けられていたものだ。それだけでなく、四国の駅弁もサンプルを使い、紹介をしていた。

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北館・南館・十河信二記念館すべてを300円で見ることができる。(十河さんの記念館は無料)四国で最も充実をした鉄道博物館がこの伊予西条の鉄道文化館だ。四国では縁のなかった新幹線やなかなか成果の出ないフリーゲージトレイン、そして四国の往年の車両のキハ65形やDF50形、更には四国の鉄道の魅力をパネルや過去の列車の案内表示まで狭い範囲であるが様々な楽しみがあるのがこの四国鉄道文化館だ。

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次の目的地は香川県内だ。そう、高松琴平電鉄のあの車両を乗りに行くのだ。琴平を目指して、多度津までは特急しおかぜ14号に乗る。多度津と琴平の間は、土讃線の普通列車に乗る。