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1月の四国遠征の記事を続けていく。今回は1月7日の午後に訪れた高松琴平電鉄についてを主に書いていく。高松琴平電鉄の訪問は、2011年10月の長尾線以来で四国では3回連続の訪問だ。

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高松琴平電鉄の名物といえば、4両いるレトロ車両だ。月に1回、主に日曜日に運転をされる。1月の運転は1月7日に琴平線の琴電琴平と高松築港の間で往復運転をされた。

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琴電琴平駅はJR琴平駅と近い場所にある。レトロ電車は23号車(20形車両)と120号車(1000形車両)の2両編成でこの日は運転をされた。

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23号車は、クリームとももいろでかつての高松琴平電鉄の色だ。120号車はクリームと茶色のツートンカラーだ。23号車は1925年、120号車は1926年生の車両だ。いずれも大正末期からの車両で車齢が90年を越えている。平成も末期になっているにもかかわらず走っているまさにキングオブレジェンドといってもいい車両だ。

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前面には真ん中に「高松築港」という表示がある。名鉄のようだ。レトロ電車は琴電琴平駅を13時19分に出発をする。これより高松築港駅までは1時間以上の旅だ。

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まずはクリームと茶色の120号車に乗る。妻面には「近代化産業遺産」のプレートがついていた。室内は青緑の化粧板だ。座席の色は黄緑色だ。ただドアの規格が少し狭い。これは大正時代の車両だから仕方ないのかもしれない。足回りはつりかけ式で、独特の音を奏でる。というか最近までどこかで聞いたことのある音だ。

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滝宮駅で、列車交換が行われ、そこで120号車から23号車に移った。高松琴平電鉄の琴平線の車両カラーは白と黄色だ。交換をしたのは元京急の700形だ。4ドア車両であることからわかる。

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続いて23号車はもともと近鉄の車両だった。車内は木目調だ。本当にこの車両に乗ってこそレトロ車両という感じがする。滝宮と一宮の間は丘陵地を超える区間で、この音はつりかけの音が力強く響いていた。23号車には、高松琴平電鉄の昔の沿線案内図が載っている。コトデンとカタカナで書いてあるだけでも古さを感じさせる。

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綾川駅は2013年に開業をした駅であるが、この駅前にはイオンモールがある。レトロ車両の23号車の車内からイオンモールを撮影をした。幹線道路沿いにはうどん屋も多い。これでやはり香川県と感じさせるかもしれない。

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一宮駅で数分停車をする。この駅までは高松築港駅から1時間4本あるが、この駅を境に減ってしまう。レトロ電車はどのような撮影をしても絵になる。

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高松琴平電鉄の車庫のある仏生山駅でも数分停車をする。ここで再び120号車に移る。この辺りまで来ると、日常的な利用者も多い。高松琴平電鉄琴平線は仏生山〜琴電琴平間が未乗車だった。これで2007年訪問の志度線、2011年訪問の長尾線を合わせて全線乗車をしたことになる。

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途中、高松自動車道などの幹線道路の走る場所は高架で越えた。あれ、ここに高架はあったっけ?と思った。そしてこの後、高松琴平電鉄の中心駅の瓦町駅に着く。この駅は高松琴平電鉄の3路線がすべて集結をする。昔はそごう、最近まで天満屋が駅ビルであったが、今はFLAGSというショッピングセンターになった。しかも空きテナントもあるようだ。このような駅に歴史に残る車両がやってきた。

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そしてその2つ先が高松築港駅だ。高松築港駅はJR高松駅の駅前にある。120号車では行き先表示板を変える。仏生山の車庫まで走るからだ。この時季らしい写真として成人式後の晴れ姿の女性とレトロ車両を入れた。高松市は成人式は1月7日に行われたようだ。四国の場合は正月休みに成人式をやることも以前聞いたことがあった。これは高知などで香川県は違うのかな・・・成人式という晴れ舞台と90年以上の高松琴平電鉄の古豪、このような出会いがこの日にはあり、今回のレトロ車両の撮影で最も印象的な写真になった。

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瓦町駅で讃岐うどんを食べ、琴電琴平駅に戻る。琴平では荷物を預けているだけでなく、金毘羅山へ行きたいのとどうしても撮影をしたい列車があるからだ。

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瓦町からの車両は京急旧1000形の1080形だった。京急の引退から7年以上、まさに京急の顔として長年は知ったこの車両が今では四国の地で活躍をしている。京急線だけでなく、都営浅草線や京成線にも乗り入れ、長年自分の中では、なじみのある車両だった。大き目の窓、明るい車内、車内の色、走行音、片開ドアの開閉音、時季外れだが、扇風機まで・・・これは京急旧1000形だ!!まさに思い出せてよかったのだ。(この曲はSTU48の楽曲で存在をする)この車両は明治の牛乳のラッピング車両で、青い色の車両だった。青い京急1000形が香川の地で走っていたのだ。京成から車両をリースされた千葉急行か・・・。これも思い出せてよかったな・・・


琴電琴平駅に着く。まずJR琴平駅で、ある列車を撮影をして、そのあとで金毘羅山へと向かう。それについては次の記事にて詳しく話すが、その前にここでは一つのアイスを食べたかった。

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これがおいりトッピングのソフトクリームだ。和三盆のソフトクリームにおいりをトッピングをさせたものだ。おいりは、砂糖を固めたものだ。この地域のうどんに並ぶ名物の和三盆に似たようなものだ。これを知ったのは、香川県出身の某アイドルのツイッターであったが、これを琴平では絶対に食べたいと思った。

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高松琴平電鉄の話に戻すが、この後に、高松琴平電鉄の志度線にも少しだけ乗った。この志度線は、瓦町〜志度間の路線で、琴平線・長尾線と線路自体が分断をされている。車両も琴平線・長尾線が京急の車両がメインなのに対して、志度線は名古屋市営地下鉄の車両だ。色はクリーム色とピンク色で、レトロ車両の23号車と同じ色だ。もともと高松琴平電鉄がこの色だったそうだ。

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高松琴平電鉄志度線は、駅も古い標識が残っている。車両は新しくなっても駅は昔のままだ。志度線は名古屋の地下鉄の車両に統一をされ、扉も両開きドアの車両だけだ。この路線は15mや16mということで、名古屋の東山線と名城線の旧型車両が譲渡された。名古屋の地下鉄車両なので私はこの車両には乗ったことがない(と思う)が、製造40年以上の車両とは思えないほど古くない。

名古屋つながりであるが、SKE48には香川県出身の高畑結希さんというメンバーがいる。彼女はもともと社会人経験のあるメンバーで、総選挙でも78位になったこともある。彼女の正反対の道を来た車両だ。そういえば、SKE48を代表をするメンバーだった松井玲奈さんも前に笑神様は突然にで高松琴平電鉄を訪問をしたときにマスコットのイルカのことちゃんのキャラクターにあったときに喜んでいたな・・・

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四国、特に香川県の訪問では欠かすことができない高松琴平電鉄。今回は悲願のレトロ車両の乗車ができただけでなく、京急の旧1000形で過去を思い出したことができた。京急では旧1000形、旧600形、700形と3つの車両がいて、さらに京王の5000形もいる。今回は旧600形や京王5000系には乗ることができなかった。名古屋の地下鉄の車両もいて、まさに東京と名古屋の名車の集まりになっているのかもしれないと改めて感じた。