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3月17日の小田急電鉄の全面ダイヤ改正が行われる。このダイヤ改正では代々木上原〜梅ヶ丘間の複々線が完全完成をし、既存の梅ヶ丘〜登戸間を合わせて、代々木上原〜登戸間の複々線が完成をする。それに伴い、ロマンスカーでも新型車両が登場をする。その車両とは70000形GSEロマンスカーだ。

1月から試運転が小田急線内で行われた。1月21日に試運転の模様を撮影に行った。試運転はこの日は、海老名〜小田原間で行われた。

今回、GSEロマンスカーの撮影地に選んだのは、開成〜栢山間だ。この撮影地は過去に数回行ったことがある。すでに朝の1往復目が終わり、2往復目の撮影をすることにした。

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まず開成駅で撮影をする。上の4000形は千代田線に乗り入れ、葛飾区や千葉県松戸市や柏市などにも乗り入れているが、葛飾区と小田原で同じ車両が使われるとは・・・そして、7000形LSEロマンスカーは35年以上走る現在では最古豪のロマンスカーだ。この車両もあとわずかになろう。

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開成駅から10数分歩き、この撮影地に着く。まず、50000形VSEロマンスカーと30000形EXEロマンスカーを撮影をする。EXEロマンスカーは6両編成だ。

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そして70000形GSEロマンスカーが小田原行きとして姿を現した。ついにこの車両の走行シーンを写すことができた。車両自体は赤一色だ。展望席には乗務員らしき方も乗車をしている。

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開成駅の近くで、今度は小田原からの折り返しの海老名までの便を撮影をする。これは側面を写したものだ。足回りはカバーで覆われている。台車はVSEロマンスカーなどのような連接台車ではなく、ボギー式台車だ。

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この撮影地からは有名な酒匂川の撮影地を望遠で撮影をした。富士山とのコラボレーションはいつか撮りたい写真だ。

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開成駅の近くで昼食をとる。このまま新宿へ帰ろうかと思ったが、海老名駅からの3往復目の試運転が小田原まで行われると聞き、3往復目の小田原方面行を撮影をする。目指したのは秦野駅だ。開成駅には3100形NSEロマンスカーが展示され、公開をされる日もあるが、今日はその日ではなかった。

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秦野駅では関東の駅百選に選ばれた名物駅舎だ。入線をするカーブを曲がりながらやってくる姿を撮影をする。

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そして、70000形GSEロマンスカーがやってきたのだ。入るのは、本線ではなく、待避線だ。試運転ならではの風景だ。

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秦野駅に止まるGSEロマンスカーだ。展望席には係員が座っている。人の少ないロマンスカーも試運転ならではの風景だ。

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この駅で撮影をしてよかった。なんと35年走る最古参のロマンスカーの7000系LSEロマンスカーとの並びを撮影をすることができた!!!ロマンスカーの最新と最古の車両が並ぶまさに神がかりのシーンだ。

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室内も外から撮影をした。リクライニングシートが並ぶ。この車両は天井の荷物置き場がないのが最大の特徴といえる。室内に入ったら、その姿を撮影をしたい。

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車体にはGSE70000というロゴがある。展望席の後ろだったかな。このような見えにくい場所にも小田急のGSEロマンスカーであることを示しているようだ。

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3月17日の全面ダイヤ改正がいよいよあとわずかであるが、新宿駅では期間限定でGSEカフェというものがある。そこでは、GSEロマンスカーの座席がある。

話は変わるが、小田急線の複々線が3月3日に完全完成をした。東北沢駅・下北沢駅・世田谷代田駅は仮の姿から大きく変えた。

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その中でも下北沢駅を紹介をしよう。下北沢駅は、地下2階のホームのみができていたが、3月3日以降は、地下1階にもホームが完成をした。

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既存の地下2階は、3月3日以降は主に急行や快速急行の使用ホームだ。ロマンスカーもこのホームを通過をする。

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地下1階は、各駅停車の使用ホームだ。地下2階から移動をした。一部の時間帯はこのホームから急行なども出ることがありそうだ。

これによって、上り・下りとも種別によってホームを分けることにした。新宿へ行く場合であれば、地下1階からの各駅停車が便利だ。ただ、急行や快速急行を使うことが多い場合は、必然的に地下2階まで行かなければならない。京王井の頭線との乗り換えにも前よりも時間がかかる。

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小田急の全面ダイヤ改正の概要などについては、ここでは少しだけの紹介にするが、快速急行の停車駅に登戸駅が加わる。南武線との乗り換えの利便性の向上かもしれない。

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千代田線の乗り入れは、これまでの多摩線唐木田駅までの乗り入れが減少をし、昼間は向ケ丘遊園もしくは成城学園前で折り返し、朝夕のみ本厚木などへと向かう。乗り入れの最も遠い駅は伊勢原で、千代田線の駅でも本厚木から伊勢原へと書き換えが進んでいる。

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千代田線に関してはメトロえのしまという列車が土休日に運転をされる。区間は北千住〜片瀬江ノ島間で、北千住〜相模大野間はメトロはこねと連結をして走る。下り(北千住発)は2本、上り(片瀬江ノ島発)は1本だ。千代田線から神奈川県大和市や藤沢市方面へのロマンスカーが走り出す。鎌倉・江ノ島方面の観光や藤沢駅乗り換えで東海道線の大船・茅ヶ崎・平塚方面へのアクセスにも便利だ。メトロはこねは、土休日は1往復増え3往復で走ることになる。

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その一方で、江ノ島線の各駅停車や小田原線の新松田〜小田原間では運転本数の減便も行われ、特に当該路線の利用者からは悲鳴の声も上がっている。小田急線の第2の開業といってもいいような全面ダイヤ改正。小田急では混雑緩和などを大々的にアピールをしているが、果たしてどのように改善をされるのか、そしてどのような使い勝手になるかは本当に乗ってみないとわからない。