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今回の記事は、東急田園都市線を中心とした東急について紹介をしたい。実は6月に出張で東急田園都市線沿線に行っていた。そのために東急田園都市線で撮影をした写真を紹介をする。


東急田園都市線は、渋谷〜中央林間間を走る路線で、特に沿線人口が継続的に増加をし、朝夕の時間帯は乗車率が極めて高く、激しい混雑をする路線だ。渋谷〜押上間では地下鉄半蔵門線、押上〜久喜・南栗橋間では東武本線(東武スカイツリーライン)に乗り入れている。

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そのためこの路線には東急・東京メトロ・東武の3社の路線が乗り入れている。したがって、中央林間〜渋谷〜押上〜北千住〜久喜・南栗橋間で走っている。

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東急の車両は最主力の車両が8500系だ。8500系は車両の老朽化が進み、一部では廃車も出ている。この車両は伊豆のなつ号と呼ばれる伊豆急に合わせたラッピング車両だ。

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東急田園都市線の最主力車両は5000系だ。最近は6ドア車両がなくなり、代わりに中間車両が製造をされたが、ヘッドレストがついている車両もある。そのため、この中間車両だけは車内の色や雰囲気などが違う。

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この東急田園都市線の車両にはサークルKと呼ばれている車両がある。この車両は、運転区間が半蔵門線と東急田園都市線の押上〜渋谷〜中央林間に限られる。すなわち東武線には入れないのだ。

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東急田園都市線のこのサークルKには、新車の2020系がある。2020系は今年から営業運転を開始をした車両で、山手線のE235系をベースにしている。乗車をすることはなかったが、今のところ、朝の時間帯の押上〜中央林間間の列車に使われていることが多い。現在この2020系は3編成が運用につき、既に5編成目までの搬入が完了をしているようだ。これからの活躍を見守りたい。東武線に乗り入れ、荒川の向こうで乗れる日はいつなのか?

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8590系は、2編成(8594・8595)のみが存在をする車両で、1980年代初頭にデビューをした軽量ステンレス車両だ。急行と準急・各駅停車の姿を紹介をする。その中でも8594番という車両は次期廃車候補の最有力候補ともいわれているそうだ。車両の老朽化と押上までしか入れないことで今後の行方が気になる車両だ。この車両は、かつて東急東横線を走っていた8090系に真ん中に貫通扉をつけたものだ。

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この車両は2000系だ。1990年代に3編成が製造をされた。今では大井町線をメインで走る9000系車両の田園都市線版として製造をされたものだ。この車両は今は3編成中2編成のみが稼働をしていて、1編成は長津田の車庫で改造をされているという話もある。この車両は車内は古き良き東急という感じがして古さを感じさせない。京成の3700形にも通じるところがある。

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8500系にも一部はサークルKの押上までしか乗り入れができない車両がある。サークルKは車両の数が少ない車種だけでなく、8500系の一部にも存在をするのだ。

東急田園都市線は二子玉川〜溝ノ口間では大井町線も乗り入れる。ここでは東急大井町線の車両を紹介をする。


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大井町線といえば、今年3月に新車の6020系がデビューをした。2020系の大井町線版だ。

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6020系は大井町線の急行専用の車両だ。2018年中には、6020系を使用をし、大井町〜長津田間の座席指定の有料列車を走らせる予定だ。それはこの6020系の1両をロングシートとクロスシートに変えられるLC仕様にして、クロスシートで走らせる。田園都市線では渋谷からはさすがにこのような着席列車は難しそうだから、大井町線で走らせるのかな。大井町からの利用ということで、京浜東北線での東京駅や田町・品川方面、りんかい線でのお台場方面からの利用者を狙うのかもしれない。


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6020系にも乗ってみた。2018年の製造プレートが何よりも新鮮だ。車内は床がブラウンとグレーになっている。座席の形も少し変わっている。何かこの数年の東急の車両とは違ったイメージがある。

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東急大井町線も8500系が走る。この車両も置き換え候補かもしれない。

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東急大井町線の主力の9000系だ。もとはといえば東横線にいたが、大井町線に移籍をした。しかし車庫は鷺沼・長津田にあり、鷺沼や長津田から回送されることもある。これはたまプラーザ駅で撮影をしたものだ。9000系は各駅停車で使われる。

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こちらは長津田〜こどもの国間を結ぶ東急こどもの国線の車両だ。こどもの国線は、1999年から専用の車両が投入をされている。東急の一日乗車券でもこのこどもの国線には乗ることもできる。

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この記事では、東急田園都市線に乗り入れる東急の車両を中心に紹介をしたが、東急田園都市線には東武の車両も30000系・50050形が乗り入れる。30000系は2本しかない。

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東武は50050形がメインであるが、50050形は半蔵門線や東急田園都市線でのトラブルが多発をしている。どういうわけか東武線内ではなく、東急線や半蔵門線ばかりなのが気になる。東武のこの車両が来たらトラブルが起きないようにと祈っていた。出張期間中は無事であったが、期間中に東急線のどこかの駅でドア点検の話も小耳にはさんでいたので、少しおびえていた。

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6月のある日に、東急田園都市線の複々線区間の二子玉川〜溝ノ口間のうち、二子新地〜高津間では富士山も見えた。6月のこの時季に富士山が見えるのは奇跡以外の言葉が出てこない。

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東急田園都市線のあざみ野駅からバスであざみ野ガーデンズというバス停の近くにはコメダ珈琲の甘味専門店のおかげ庵もある。おかげ庵が関東地区であるのはこのあざみ野だけだ。あざみ野のおかげ庵は、甘味中心のメニューに加え、店の中で団子や五平餅なども焼くこともできる。五平餅があること自体が、名古屋資本の店だなと思う。この店はあざみ野駅からあざみ野ガーデンズというバス停まで約7分で5分おきにバスが来る。多少行きづらいが行ってみる価値はあるかもしれない。

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あざみ野駅は東名高速の江田バス停とも徒歩10分弱で行くことができる。江田バス停は、東京駅や新宿駅から出る多くの東名経由の高速バスが停車をする。田園都市線から高速バスに乗る場合や新横浜でのイベントなどで高速バスを使う際には便利かもしれない。

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今回は、めったに取り上げることがない東急田園都市線を取り上げた。田園都市線は思ったよりも多彩な車両があり、見ていて面白い。今後は2020系などの新車などの行方も楽しみだ。混雑緩和策については、積極的に進めているが、夕方の時間帯も10分に3〜4本くらいは走っていたので、これだけ混んでいるのかと感じてしまった。