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ついにこの日がやってきてしまった。東京メトロ千代田線を走る2つの車両がついに引退をすることになった。

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まずは209系の1000番台。1999年以降に2編成のみが導入をされた。千代田・常磐線各駅停車の代々木上原〜我孫子〜取手間で運転をされている。

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小田急線と乗り入れが頻繁になり、この車両は運用区間を代々木上原〜我孫子(取手)間に限られてしまった。特に3月17日の小田急線の全面ダイヤ改正以降は、昼間でも成城学園前行きや向ヶ丘遊園行きが多く走り、朝夕は伊勢原まで行く列車も増えた。

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この車両も10月をもって、千代田線から撤退をする。9月18日より惜別のヘッドマークがマト82編成についている。

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我孫子・取手よりは、黄色地で209系が書かれている。

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一方、代々木上原よりは、青地でひまわりも書かれている。

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車内のドア上の紙の案内表示はこの209系でのみ見られる独自のものだ。それは北千住で千代田線と常磐線が枝分かれをしているものだ。常磐線は上野東京ラインとして乗り入れる品川まで書かれている。千代田線は代々木上原まで書かれている。千代田線各駅も乗り換え路線が書かれている。

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車内は普段の209系と同じだ。でも、この路線を走る209系は最後なので記念で撮影をした。

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常磐線各駅停車という2段の表示もこの209系でしか見ることができない表示だ。

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9月19日の運用では取手まで乗り入れたので、取手駅での様子も撮影をした。取手駅では、常磐線の主のE531系と並んだ。209系が利根川を越えて、取手まで乗り入れるのも朝夕だけだ。この車両がよくつかわれる35K運用は、平日の夕方に霞ヶ関〜取手間の運用が存在をする。(北千住発17:50過ぎにある)

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209系の1000番台は、2編成という存在が特に異端だった。それゆえにこの車両でしか見られない特徴もあった。
現在、2編成のうち1編成が大宮の工場に入場をしているそうだ。その編成はオレンジの帯を巻いているそうだ。もしかしたら、中央線などに移籍をするのではないかといわれているがその真相はいかに。荒川や江戸川の向こうまで行くのはいつまでなのか。ラストランは団体専用列車で10月13日に松戸〜取手間で行われる予定だ。


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そして東京メトロ6000系だ。2018年9月1日時点では、6102編成と6130編成の2本がいる。そしてこの6000系はついについに引退が決まった。10月5日をもって通常運用が終了をする。10月6日以降は土休日の綾瀬〜霞ヶ関間で1往復を走ることになる。

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運用は、3月17日以降は平日のみだ。それは3月16日以前も変わりない。しかしながら、運用範囲は大きく減った。平日の04Sと11Sの2本に使われることが多い。時折、夕方の37Sにも使われることもある。04Sは綾瀬〜代々木上原間の2往復、11Sは朝の時間帯は松戸まで乗り入れる。松戸から明治神宮前行きに使われる。夕方は東行きの綾瀬行きに2本使われる。夕方の37Sは我孫子まで乗り入れる。(霞ヶ関発我孫子行き、西行きは我孫子発綾瀬行きとなる)

続いて6000系の走った日常を最近の写真などから紹介をしていく。写真には現在存在をしない6000系の2・30番以外の写真も写しているのでこちらはご了承ください。


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まずは東京都心部の駅から。二重橋前駅は、最近になり(丸の内)の副名称がつけられた。新御茶ノ水駅の名物のシールドと季節の絵と6000系を合わせてみた。


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北千住・綾瀬・亀有・金町の界隈で撮影をした6000系だ。6000系は、日常の風景も合わせて撮影をした。北千住駅での姿、北千住〜綾瀬間の荒川のこいのぼり、綾瀬駅から北綾瀬駅への区間での桜の風景、雪明けの朝の綾瀬駅、亀有駅での富士山、金町駅での駅名票を入れた写真。亀有での写真はこち亀も終わってしまった今、こち亀と並ぶ亀有の日常が6000系だったのかもしれない。金町〜松戸間での江戸川を越える6000系は菜の花が咲いている。

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次は千葉県内での6000系。こちらは松戸駅。松戸駅では奥の新京成の7番線に停車をする新京成8000形のリニューアル車両もいる。新京成の8000形までももいろにしてしまったのか・・・・これは貴重な写真になるのは間違いない。松戸駅の停車時間中に無人の運転台を撮影をした。6000系はブレーキにマスコンを通すツーハンドルの車両だ。松戸駅の千代田・常磐線上りは5・6番線なので、新京成の7番線と隣り合っている。なので新京成の車両との並びも撮影ができた。6000系の唐木田行きと新京成8900形の旧色の写真も撮影をした。

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こちらは馬橋駅での流鉄流山線の若葉号と6000系だ。若葉号の引退は7年前であったが、今度は6000系の番だ。2つの緑の車両が並ぶのももうないかもしれない。


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次は柏駅だ。柏駅の高島屋と6000系だ。柏は一昨年までそごうがあったが今は高島屋のみだ。千代田線沿線で高島屋があるのはここだけだ。

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最後の写真は我孫子駅と取手駅だ。我孫子までは日常的に入るが、取手まで入ることは今年の3月まではあったが、今年まではほぼなくなった。利根川の向こうまで運転時間帯はわずかであるが、6000系が乗り入れていたのだ。6000系の引退は11月末だ。ただ、綾瀬〜我孫子(取手)間はもう乗り入れなくなるので、

千代田線・常磐線は、最近では2つの変化がある。ひとつが、亀有〜我孫子間での駅メロディの廃止。これは駆け込み乗車などを防止をする目的があるが、これまでこの駅のメロディとして独特だったのもあるのに廃止にしてしまうのはいかがなものかと思う。特に金町駅や新松戸駅、北小金駅などは名物で人気が高かったのにそれをいきなり廃止にしてしまうのはその駅だなという実感がない。駆け込み乗車の防止といっても、車両搭載のメロディだけでできるものではない。駅の雰囲気が少し暗くなったこともある。早急にでも復活をしてもらいたい。

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もうひとつが、日比谷駅を皮切りに綾瀬〜代々木上原間の各駅にホームドアが置かれることだ。これによって車種統一をより進めていくのではないかと考えられる。そのために209系や6000系は引退をするのではないかと思う。

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最後に余談であるが、これが松戸の伊勢丹だ。伊勢丹松戸店も3月に閉店をした。今年は209系に6000系に松戸の伊勢丹がなくなったり、おまけに発車メロディがなくなったり、この路線の変化がめまぐるしい。