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東京と大垣を結ぶ夜行快速のムーンライトながらが3月14日のダイヤ改正からは多客時運転の臨時列車に変更になる。

つい先日乗車したばかりであるが(参考はこちら)3月13日までと14日以降で変化があるので,その点を何本か紹介したい。

1.車両の変更

これまでJR東海の373系を使用していたが,今後はJR東日本の183系に変更する。まだまだ活躍する183系になりそうだ。183系の場合は,95年ごろに製造された373系よりも古いが,373系と違ってデッキがあり,ドアと室内が仕切られる。トイレが和式なところに違いがある。

2.ダイヤと指定席について

ダイヤは東京を23時10分に出発し,横浜・小田原・沼津・静岡・浜松・名古屋・岐阜・大垣に止まる。大垣着は5時55分,大垣は22時48分に出て,岐阜・名古屋・豊橋・浜松・静岡・沼津・横浜・品川に止まる,東京には5時5分に着く予定だ。日付が変わる駅は東京発は小田原,大垣発は豊橋になる予定だ。なので,小田原や豊橋を跨ぐ場合は2日分の乗車券が必要になる。注意するのは,東京から乗る場合は豊橋には止まらないので,豊橋で発券する場合はそれができないので注意が必要だ。

今回からもこれまで通り,全席指定席になる予定だ。金曜日や休前日は早期に満席になっており,人気は変わらずといった感じだ。

3.他の交通機関との関係

ムーンライトながらの競争列車としては,東京〜名古屋間のバスや新幹線がある。バスの場合は,東京駅・新宿駅などから夜行バスがある。これらは6500円くらいとムーンライトながらの値段と変わらない。豊橋であれば,新宿からほの国号というバスが出ているが,4列シートなので,それが狭苦しければ避けるべきだろう。

バスの狭苦しさや騒々しいムーンライトながらが嫌いな人は,ぷらっとこだまで行くのもよいだろう。この場合,東京〜名古屋間は,7900円で行く事も可能だ。(詳しくはこちらも参照)

ムーンライトながらは,青春18きっぷの利用で支えられている列車であるが,他の交通機関,特に高速バスや新幹線のぷらっとこだまと比べるとあまり差がない。3月14日のダイヤ改正以降は,ムーンライトながらは必要なときだけ走る列車になるが,それでも人気のある列車なのは変わらないだろう。