JR東日本が週末に販売をしている土日きっぷが、3月末をもって発売を終了し、4月からはウィークエンドパスというフリー切符に様変わりすることになったそうだ。(詳しくはこちらです)
土日きっぷは、前日までの購入で、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・長野県・山梨県・福島県・宮城県・山形県のJR東日本管内と北越急行線、伊豆急行線が乗り放題になる乗車券で、新幹線や特急列車の自由席にも乗車ができ、指定席も4回までであれば乗ることができる。ただし、東海道新幹線には乗れない。また、神奈川・長野・山梨県ではJR東海の路線にも乗れない。新潟・長野県はJR西日本の路線にも乗れない。値段は18000円で、中高生は9000円、子供は3000円の値段で販売をしている。この商品は、特に週末の東京と新潟や山形、仙台などの旅などでよく利用されるほか、長野や新潟から仙台、山形などの広域の旅などにも利用されることがあるなど利用価値の高い商品だ。3月末をもって惜しまれながら販売を終了する。
その代わりに販売をされるのが、ウィークエンドパスというフリー切符だ。これは、範囲は土日きっぷとほとんど同じであるが、新たに会津鉄道の西若松〜会津田島間が加わる。この切符の特徴は、乗車券だけで8500円(子供は2500円)の乗り放題で、新幹線や特急列車に乗車する際には別途特急券を買うことになる。また、この切符は当日も買うことができる。
例えば、東京〜仙台間を例にとると、東京〜仙台間の指定席での利用の特急料金が4810円で、往復で指定席で仙台まで行った場合は、9620円でこのウィークエンドパスで新幹線に乗車をすると18120円となり、往復の21180円よりも3000円ほど安くなる。同じ区間を自由席を使用した場合は、特急料金が片道4300円、往復で8600円になり、ウィークエンドパスで新幹線の自由席で往復をした場合、17100円で仙台まで行くことができ、往復の自由席20160円に比べても安くなる。
これまでの土日きっぷは、乗車ができるのが自由席と指定席のみで、グリーン車には乗車をすることができなかった。この切符では、グリーン券を買えば、特急や新幹線のグリーン車に乗ることもできる。また、運賃のみで8500円というわかりやすい?制度になるので、往復すると安くなる駅が土日きっぷに比べて多くなる。東京駅を起点にした場合、福島駅や長岡駅は土日きっぷの大人運賃では元を取ることができなかったが、この切符では元が取れるようになる。(東京都区内〜福島・長岡間は運賃では4620円で、往復で9240円になる。この区間は、新幹線の指定席を使った場合は、片道8700円で、往復で17400円と、18000円に届かない)
これまでの土日きっぷの利便性に比べれば、特急や新幹線に乗るには特急券を買わなければならず、少し面倒になるが、利便性が損なわれなくなったのはよかったと思う。でも、j販売面で少し面倒かもしれないが、ふるさと行きの乗車券やツーデーパスと同じルールと考えれば、なんとか説得してもらえるかもしれない。
ただ土日きっぷも指定席の4回までの利用が可能という制度で、乗りもしないのに指定席を取って、困惑させることも起きえ、これは少し問題があったのかもしれない。これだけでなく、今回は利用の少ない区間の回数券廃止なども行われる。あとは周遊きっぷも松島・山寺、十和田湖・田沢湖、福島・蔵王のゾーンが廃止になる予定だ。

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