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11日の中日新聞の夕刊にJR東海の名古屋地区の東海道線で走る117系車両が2013年春に引退をすることを伝えた。(記事はこちらより)

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この117系は、関西地区で1979年以降に投入をされ、東海道線・山陽線の新快速や快速で使われ、京阪や阪急、阪神などの私鉄に対抗をした。そして名古屋地区では、1982年以降に東海道線の快速電車として投入をされた。関東ではなじみの薄い車両かもしれないが、関西や名古屋ではおなじみの車両だ。関西、名古屋だけではなく、岡山県の山陽本線でも投入をされ、岡山〜福山間を走る快速サンライナーなどでも使われている。(写真は岡山地区の黄色の塗装)

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名古屋地区の117系は、当初は東海道線の快速や新快速などに使われたが、現在は主に朝夕の米原〜金山間の快速や大垣〜米原間の普通列車などで使われているくらいだ。それゆえに最近では影の薄い車両になっている。よく熱田駅や岡崎駅などの留置線に止まっていることが多い。

117系
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この地区の117系は言うまでもなく、名鉄への対抗として1982年以降に投入をした。聞いた話では、この車両の投入以前は、国鉄は快速があっても利用者も少なく、都市間輸送では名鉄の独壇場だったとも聞いている。東海道線と名鉄名古屋本線の並走をする豊橋〜名古屋〜岐阜間は、名鉄とJRがでっとヒートを繰り広げているが、国鉄が目を覚ましたのがこの117系の導入だったと聞いている。その貢献者が、鉄道友の会の現在の会長で初代JR東海の社長の須田寛氏であった(決して須田亜香里さんのことではないので注意)1980年代をイメージさせるべく、あえて名鉄は2008年に定期運行が終わった7000系パノラマカーとした。

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117系に初めて乗車をしたのが、JR東海道線の快速で豊橋〜名古屋間だった。それゆえに117系は関西よりも名古屋のイメージが強いのだ。写真は1編成だけあるS11編成で、この車両は、過去の塗装で走っている。

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S11編成とそれ以外の車両をつなげた車両を下の写真では紹介をする。S11編成は、実はあまり撮影をしたことがない。この色の塗装といえば、名古屋市のリニア鉄道館には117系が展示をされているが、そのうち屋内展示になることを示唆をされている。


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残り少ない117系の運用。SKE48の名古屋の新劇場の公演の当選とともに、特に快速の姿を走行シーンを中心に撮影をしたいものだ。この時期であれば朝の時間帯に撮影ができるかもしれない。「厳しい寒さも雪も 苦労も 悲しいことも きれいな花が咲くために 心に必要な季節」(SKE48チームS制服の芽公演の制服の芽という曲の歌詞より)のような撮影シーンになりそうだな。

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117系は、2013年1月から2月にかけて、富士山トレイン117が再び走ることになったのだ。区間は御殿場〜静岡間となる。再び117系が御殿場まで現れるのだ。車両は、117系のS9編成のトレイン117になる予定だ。今年も小田急ロマンスカーと117系の出会いを見ることができるのか。

・JR東海の在来線ではS・K・E全てが揃っていた??


117系レールパーク号

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余談であるが、117系はS、中央西線や関西本線で走る神領車両区の211系はK、そして今年3月に運転終了になった飯田線の119系はEだったのだ。なんとなんと今年の3月まではS、K、EがJR東海の管内で揃っていたのだ。Sは2009年4月に佐久間レールパークの臨時列車で走った中部天竜駅、Kは2012年4月に金山駅付近で、Eは2011年に豊橋駅で撮影をしたものだ。元飯田線の119系は福井県のえちぜん鉄道が購入をした話もある。



記事のタイトルは、SKE48のチームEの逆上がり公演のユニット曲の一つだ。逆上がり公演の曲としては初めてのタイトルとなる。(歌唱は梅本まどかさん、原望奈美さんなど)こちらの映像は過去のライブでチームSの松井珠理奈さん・矢神久美さん・桑原みずきさん・木下有希子さんがやったものを出す。Sとつく車両の記事にふさわしく、チームSのメンバーのもので締めることにした。この記事がSKE48名古屋新劇場開館記念の鉄道記事として取り上げることになる。