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3月15日、一つの光景が姿を消した。それは北千住駅日比谷線ホームに乗り入れる東急の車両だ。ダイヤ改正によって、日比谷線は東急東横線との乗り入れを中止を、東武本線・伊勢崎線との乗り入れに変わった。ここでは足立区の北千住駅、荒川区の南千住駅に絞って、東急の車両の乗り入れていた姿を紹介をしたい。

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冒頭に貼った写真は東急1000系1001Fの武蔵小杉行きだ。日比谷線からの北千住発武蔵小杉行きという列車は朝夕を中心に数本存在をしていた。私が撮影をしたこの列車は2012年8月18日に撮影をしたものだったので昼間の明るいうちに撮影ができた。以前は武蔵小杉行きが存在をしなかったが、いつの間にか存在をしていたんだという列車だ。

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こちらは中目黒行きの東急の車両。東急の車両はもう日比谷線に一切来ないのだから、この行き先も貴重なものだ。足立区内を走る東急の車両は、東武本線の堀切〜竹ノ塚間で見られるので、足立区内からは東急の車両はまだ見られる。ただし、足立区内でも東急の車両に乗車ができるのは東武本線の準急・急行の停車駅の北千住と西新井に絞られる。(東武についてはスカイツリーラインと呼ばれている区間は東武本線、東武動物公園以北は伊勢崎線・日光線という表記になります)

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望遠で撮影をした北千住駅の引き上げ線の様子。東急1000系は生涯荒川の手前で止められ、荒川を越えることは一切なかった。東急の車両は中目黒、東京メトロの03系は菊名という表示を出している。北千住駅に乗り入れる東急の車両は東武本線が半蔵門線経由で東急田園都市線と乗り入れる以前は、自宅から最も近い場所で東急の車両が見られる場所だった。それゆえに、思い出が深い。

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こちらは北千住駅で撮影をした菊名行き。足立区の辺りからであれば、菊名ってどこという世界だ。実際は新横浜に近い場所にある。横浜アリーナや日産スタジアムにも近い場所だ。見知らぬ場所へと連れ去るような菊名行きも15日でお別れになった。

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昔は日比谷線との相互直通は日吉駅までであったが、いつの間にか菊名駅まで伸ばされた。北千住駅で見るのはやはり異質だった・・・

次は舞台を荒川区の南千住駅へと移す。
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南千住駅で撮影をした東急1000系の菊名行きだ。南千住駅は荒川区で唯一の日比谷線の駅であるとともに、東急の車両の乗り入れる唯一の駅だった。従って、日比谷線の東急の車両の乗り入れ中止は荒川区からは東急の車両が乗り入れないことを意味をする。

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これは荒川区だけでなく、隣の台東区も同じだ。日比谷線の通る区では、中央区は半蔵門線(水天宮前・三越前駅)、千代田区と港区は半蔵門線、南北線、都営三田線で東急の車両が通過をする。完全撤退は荒川区・台東区のみだ。写真は東急の車両の中目黒行きとして撮影をしたものだ。

この南千住駅で撮影をした数枚の写真を紹介をする。
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これは単純な03形かも知れないが、南千住始発の列車だ。夕方などは南千住始発の列車もある。南千住は、日比谷線の車庫があるからだ。

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南千住駅で撮影ができるのは、東京スカイツリーとの風景だ。日比谷線と東京スカイツリーを撮影ができる場所は少ない。ここでは唯一のチャンスだ。スカイツリーは、てっぺんだけしか見えないが、それでも東京の新名所で下町にいることを示すためにはいいものだ。

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東急1000系車両がやってきたので、東急の車両と東京スカイツリーを狙うことにする。東急の車両は東武本線などでスカイツリーをバックにできるが、1000系は唯一のチャンスだ。

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フィニッシュはこちらだ。スカイツリーと東急1000形車両だ。南千住の付近はあしたのジョーの舞台としても知られている山谷と呼ばれる労働者街にも近い。写真にはJR貨物の隅田川貨物駅への線路もある。それに町工場も多数山積をし、まさに東京のコテコテの下町風景だ。このような風景の南千住であるが、ここを東京の山の手の目黒区や大田区などを拠点とする東急の車両が走っていたのは面白い。この写真はまさにTHE下町という感じがする。下町と山の手のコラボレーションがまた面白いのだろう。

もう日比谷線には乗り入れなくなった東急の車両。1964年から49年の長期にわたり、見られた姿だった。異国情緒に感じるこのような姿ももう過去のものになってしまった。東京オリンピックから高度経済成長、バブル景気、そして今の時代と時代は変わって行った。その中で東急の車両と日比谷線の風景は推移をしていったのではないかと感じさせた。足立区、荒川区という思い出の光景とともにこちらでは紹介をしていった。