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今週月曜日から西武鉄道が新型車両の製造を発表をしたのでそれぞれ紹介をする。弊ブログとしては、久しぶりに西武の話題を取り上げる。

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西武鉄道は3月14日に2018年度から新特急車両の投入を発表をした。(詳しくはこちらへ)西武鉄道の特急車両は、新たにデザイナーとして妹島和世さんという女性のデザイナーが担当をすることになった。この妹島さんは石川県金沢市の金沢21世紀美術館や表参道のディオール表参道、出身地の茨城県の常磐線日立駅の駅舎などもデザインを担当をしている。車両を見た限りであれば、南海の50000系ラピートのような弾丸みたいな感じであるが、コンセプトとしては、都市と自然、リビングのような列車という点を重視をしていくようだ。

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西武10000系は1993年にデビューをし、1995年ごろまでにすべての車両が入れ替わった。秩父への足としてつかわれるのはもちろんであるが、通勤での利用も極めて多い。10000系も製造から20年以上が経過をするので、かなり古くなっているのではないかと思わざるを得ない。特に足まわりについては過去の西武の顔だった101系車両と同じものを使っているので、独特の走行音がする。それが西武らしいと言えばそこまでかもしれないが古さは否めないかもしれない。

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西武の新型特急車両は、8両編成が7本製造をされる。7両だったこれまでの10000系よりも1両多い。製造は日立製作所で行われる予定だ。現在の西武の特急車両の10000系は7両編成8本があり、1編成減る予定であるが、それはどうなるのだろうか・・・10000系にも2000年代に製造をした車両があるのでその車両がどうなるかも気になる。

西武鉄道では7月2日より特急料金を改定をする(詳しくはこちらへ)のは、このような新型特急車両導入を見越した策ではないかという予想をある程度はしていた。

西武鉄道では、最近はこれまでにない策に取り組んでいるように見える。池袋駅を夜に出て、西武秩父駅に未明に到着をし、秩父の雲海を見に行くような列車も10000系で走った。(詳しくはこちらへ)過去に何かの番組で紹介をされたこともある。
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それだけでなく、今年の4月からは4000系を改造をしたレストラン列車の52席の至福という列車も走る。(詳しくはこちらへ)この列車は隈研吾さんが内装と外装のデザイン担当で、車内でのメロディを向谷実さんが担当をする。週末を中心に池袋・西武新宿〜西武秩父、西武新宿〜本川越間で走る予定だ。この列車は池袋・西武新宿発の西武秩父・本川越行きの行きはブランチコースで昼間に走り、西武秩父・本川越発の池袋・西武新宿行きはディナーコースで夕方から夜に走る。4月17日から運転され、6月末までの予約を見るとすべて埋まっていた。乗るのは少しハードルが高いかもしれないが、撮影は是非してみたい。水色の外見はなんと荒川をイメージをしているとか・・・

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埼玉西武ライオンズの応援列車L-トレインも今年も復活し、9000系で走っている。(詳しくはこちらへ)色が紺色で埼玉西武のイメージカラーだ。いよいよ3月25日から開幕をする今年のプロ野球。このLトレインは3年間走ることになりそうだ。西武の特急車両は埼玉西武の本拠地の西武プリンスドームへのアクセスも担うことがあり、野球ファンからも注目をされるような車両にもなりそうだ。

西武には最近、少し離れてしまったこともあるが、最近は新観光列車の投入や新型車両、そして副都心線経由での東急東横線乗り入れなど当時に比べて変わっているところも多い。これからも注目が集まるのは間違いないかもしれない。これらの策はVのシナリオになるのだろうか。なおVのシナリオとはかつての西武ライオンズ時代の応援歌であった。新型特急車両の投入がVのシナリオになるのか。