こんにちは。2019年になって初めての投稿になります。
今回の記事は、鉄道博物館について紹介をしていく。さいたま市にある鉄道博物館は、2018年7月に展示車両を一新をするなどのリニューアルが行われた。その際に、南館という新館が開館をした。今回はその南館を中心に紹介をする。
訪問日は2019年の年明けの1月5日だった。その日を中心にお届けをしていく。
鉄道博物館の南館には新たに新幹線の展示が3つ設けられた。屋内には2つあり、一つが山形新幹線の初代車両として、1992年から2010年まで走った400系新幹線。もう一つが東北新幹線の最主力車両のE5系車両だ。E5系はわざわざこの展示のためだけに製造されたものだ。
屋外には1994年から2012年まで走った史上初の2階建て新幹線のE1系車両が展示をされている。こちらの新幹線は室内は非公開だ。しかしながら、1月5日はこのE1系車両の車内公開が行われたので、その模様を後ほどお届けをする。
まずは、400系車両。この車両はサイズを在来線仕様にあわせ、新幹線区間では240kmの速度、在来線区間では130kmを出していた。初めて山形から上野まで乗車をしたときは、感動が止まらなかった。
なんとこの400系。グリーン車の室内を展示をしているのだ。400系新幹線のグリーン車は、1人掛けと2人掛けだ。今ではE5系やE7系のグランクラスでもこの配置が見られるが、以前はグリーン車でも存在をしていたのだ。私は400系のグリーン車の乗車歴がないので、ようやく乗ることができた。厚みのある座席と足載せのある車両は、グリーン車らしい。この車両に乗って、山形の田園風景や雪景色は、すばらしかったかもしれない。グリーン車を展示をするのはよいが、使い方をわからない利用者に壊されるのではないかと少し疑問に思ってきた。本当ならば、グリーン車のような希少価値の高い車両は車内は非公開にして、イベントで展示をしてもいいかもしれない。
山形新幹線は、山形という地と東京を結ぶ身近な存在になったのではないか。更に新幹線から在来線へ乗り入れるという手法で新幹線の高速性を享受ができたという点では革新的な取り組みだ。ただ輸送力に少し足りないところがあり、正月・お盆・GWの3大帰省シーズンや6月のさくらんぼシーズンなどは混雑が極めて激しいこともあるが、それを差し引いても名車両で展示をされるのは納得がいく。
次はE1系新幹線。Maxの名前で走った新幹線だ。1994年にデビューをし、2012年まで走った新幹線だ。通勤利用が増えた時期だったので12両全てを2階建てにした画期的な新幹線だった。このE1系で新潟などへ行ったのは良き思い出だった。東北新幹線よりも上越新幹線のイメージが強い車両だ。
E1系は前述のとおり、基本的には非公開であるが、この日は1月の特別イベントということで、車内公開が行われた。展示されているのはM4編成だ。見学をするのに30分ほど並んだ。
この車両は1995年に日立製作所で製造をされた。東日本は新幹線では日立製作所の製の車両が比較的多い。
新幹線の車内案内が当時のまま残っていた。私は新幹線などの車内案内を撮るのが好きで今回も行った。12両全てが2階建て車両なんてやはり輸送力メインだったのだなと思う。E1系については、グリーン車に乗ったことはなかった。
まずは2階席。2階席は、リクライニングをしない自由席だった。3人掛けの座席が2列に並んだ。これは今のE4系にも引き継がれている。リクライニングをしないのは、長距離乗ると少しきつい点もある。このような弱点もあったが、座ってみれば快適だった。
1階席は3人掛けと2人掛けのリクライニングシートだ。リクライニングができるというだけで、このE1系の自由席に乗るときは、1階席か車端室に行くことが多かった。1階でもいいかなと感じることが多かった。しかしこれだけリクライニングシートが並んでいると旅への情緒を感じさせる。
不満も多かったE1系。12両編成で、高速で走る姿はやはり迫力があった。その姿も過去になってしまった。この車両2階建て新幹線を全ての車両で導入をしたという点では展示の価値があるのかもしれない。東北新幹線では、分割併合や高速化などで活躍の場が少なかったが、上越新幹線では活躍の場が多かった。この新幹線に乗り、雪国へ行くのもひとつの魅力だったかもしれない
夕闇に照らされたE1系。車内も点灯をしている。そして脇を走る高崎線。高崎線には千葉のE257系が走っている。これは、1月に群馬県内から成田への臨時列車として走った「成田山初詣ぐんま号」だ。E257系の千葉地区の車両とE1系は現役時代に顔合わせをしたことはあったのだろうか。もしかしたらこれは初めての顔合わせになるかもしれないな。
鉄道博物館新館の4階では、展望デッキがある。ここでは新幹線や高崎線や川越線(埼京線)・ニューシャトルなど多くの路線も見ることができる。
それだけでなく、宇都宮線も見ることができた。え?651系?と思ったが、これは東大宮の車庫への回送なのかもしれない。
そして新幹線を見る。向こうには富士山が見えた。富士山をバックに走るH5系車両だ。H5系車両は、JR北海道管理のE5系車両だ。上り列車は帰省ラッシュの日なので、多くの客が乗っていた。H5系というとやはり北海道のロゴが書かれているので、北海道のロゴと富士山を並べてみた。
あとはいつまで走るかわからないE4系MaxとE3系のR編成(元こまち)も撮影をした。夕方だったから暗かったのかもしれない・・・秋から冬にかけて朝一で入館をすれば明るい日差しと富士山が見られるかもしれないな。鉄道博物館の新館の南館の4階はカフェがある。
時間の都合でどうしても車内公開や展望デッキばかり行ってしまったが、鉄道博物館の新館は2階には運転シュミレーターや未来の鉄道についてのコーナーがあり、3階に主に歴史の展示コーナーがある。
最後に鉄道博物館というと昨年12月に展示車両への毀損事件があったばかりだ。このような事件は断固として許すことができない。貴重品である鉄道博物館の展示物。歴史的な役割が強かったからこそ展示をされているのであり、敬意の念を持たなければならないだろう。ゆえにこのような事件が起きてしまったのは残念だ。
鉄道博物館自体が、南館の開館で楽しみが大きく広がった。南館だけで、時間が経ってしまうものだ。本当に一日がかりで見ても足りないくらいだ。南館の開館で、新幹線や在来線などを生で見ることができたのがこれまでにないことなのかもしれない。
今回の記事は、鉄道博物館について紹介をしていく。さいたま市にある鉄道博物館は、2018年7月に展示車両を一新をするなどのリニューアルが行われた。その際に、南館という新館が開館をした。今回はその南館を中心に紹介をする。
訪問日は2019年の年明けの1月5日だった。その日を中心にお届けをしていく。
鉄道博物館の南館には新たに新幹線の展示が3つ設けられた。屋内には2つあり、一つが山形新幹線の初代車両として、1992年から2010年まで走った400系新幹線。もう一つが東北新幹線の最主力車両のE5系車両だ。E5系はわざわざこの展示のためだけに製造されたものだ。
屋外には1994年から2012年まで走った史上初の2階建て新幹線のE1系車両が展示をされている。こちらの新幹線は室内は非公開だ。しかしながら、1月5日はこのE1系車両の車内公開が行われたので、その模様を後ほどお届けをする。
まずは、400系車両。この車両はサイズを在来線仕様にあわせ、新幹線区間では240kmの速度、在来線区間では130kmを出していた。初めて山形から上野まで乗車をしたときは、感動が止まらなかった。
なんとこの400系。グリーン車の室内を展示をしているのだ。400系新幹線のグリーン車は、1人掛けと2人掛けだ。今ではE5系やE7系のグランクラスでもこの配置が見られるが、以前はグリーン車でも存在をしていたのだ。私は400系のグリーン車の乗車歴がないので、ようやく乗ることができた。厚みのある座席と足載せのある車両は、グリーン車らしい。この車両に乗って、山形の田園風景や雪景色は、すばらしかったかもしれない。グリーン車を展示をするのはよいが、使い方をわからない利用者に壊されるのではないかと少し疑問に思ってきた。本当ならば、グリーン車のような希少価値の高い車両は車内は非公開にして、イベントで展示をしてもいいかもしれない。
山形新幹線は、山形という地と東京を結ぶ身近な存在になったのではないか。更に新幹線から在来線へ乗り入れるという手法で新幹線の高速性を享受ができたという点では革新的な取り組みだ。ただ輸送力に少し足りないところがあり、正月・お盆・GWの3大帰省シーズンや6月のさくらんぼシーズンなどは混雑が極めて激しいこともあるが、それを差し引いても名車両で展示をされるのは納得がいく。
次はE1系新幹線。Maxの名前で走った新幹線だ。1994年にデビューをし、2012年まで走った新幹線だ。通勤利用が増えた時期だったので12両全てを2階建てにした画期的な新幹線だった。このE1系で新潟などへ行ったのは良き思い出だった。東北新幹線よりも上越新幹線のイメージが強い車両だ。
E1系は前述のとおり、基本的には非公開であるが、この日は1月の特別イベントということで、車内公開が行われた。展示されているのはM4編成だ。見学をするのに30分ほど並んだ。
この車両は1995年に日立製作所で製造をされた。東日本は新幹線では日立製作所の製の車両が比較的多い。
新幹線の車内案内が当時のまま残っていた。私は新幹線などの車内案内を撮るのが好きで今回も行った。12両全てが2階建て車両なんてやはり輸送力メインだったのだなと思う。E1系については、グリーン車に乗ったことはなかった。
まずは2階席。2階席は、リクライニングをしない自由席だった。3人掛けの座席が2列に並んだ。これは今のE4系にも引き継がれている。リクライニングをしないのは、長距離乗ると少しきつい点もある。このような弱点もあったが、座ってみれば快適だった。
1階席は3人掛けと2人掛けのリクライニングシートだ。リクライニングができるというだけで、このE1系の自由席に乗るときは、1階席か車端室に行くことが多かった。1階でもいいかなと感じることが多かった。しかしこれだけリクライニングシートが並んでいると旅への情緒を感じさせる。
鉄道博物館新館の4階では、展望デッキがある。ここでは新幹線や高崎線や川越線(埼京線)・ニューシャトルなど多くの路線も見ることができる。
それだけでなく、宇都宮線も見ることができた。え?651系?と思ったが、これは東大宮の車庫への回送なのかもしれない。
そして新幹線を見る。向こうには富士山が見えた。富士山をバックに走るH5系車両だ。H5系車両は、JR北海道管理のE5系車両だ。上り列車は帰省ラッシュの日なので、多くの客が乗っていた。H5系というとやはり北海道のロゴが書かれているので、北海道のロゴと富士山を並べてみた。
あとはいつまで走るかわからないE4系MaxとE3系のR編成(元こまち)も撮影をした。夕方だったから暗かったのかもしれない・・・秋から冬にかけて朝一で入館をすれば明るい日差しと富士山が見られるかもしれないな。鉄道博物館の新館の南館の4階はカフェがある。
時間の都合でどうしても車内公開や展望デッキばかり行ってしまったが、鉄道博物館の新館は2階には運転シュミレーターや未来の鉄道についてのコーナーがあり、3階に主に歴史の展示コーナーがある。
最後に鉄道博物館というと昨年12月に展示車両への毀損事件があったばかりだ。このような事件は断固として許すことができない。貴重品である鉄道博物館の展示物。歴史的な役割が強かったからこそ展示をされているのであり、敬意の念を持たなければならないだろう。ゆえにこのような事件が起きてしまったのは残念だ。
鉄道博物館自体が、南館の開館で楽しみが大きく広がった。南館だけで、時間が経ってしまうものだ。本当に一日がかりで見ても足りないくらいだ。南館の開館で、新幹線や在来線などを生で見ることができたのがこれまでにないことなのかもしれない。